不動産を貸した時に減価償却をしないほうが得な場合もある
2021年02月17日

時折荒天でこんなことに
数十年そこにあったのにあっけない
さて10年保有して売ったとしましょう。幸い2000万円のマンションが3000万円で売れました。1000万円の利益に対して20%が課税されると税額は200万円? 違います。25万円x10年の250万円が利益に乗せられてしまいます。すでに自分で控除して恩恵を受けているからです。だから利益は1250万円になってその20%で税額は250万円になります。50万円も違います。零細大家であればせいぜい10年間で25万円しか節税できていません。もっと少ないかもしれません。(細かに計算してません)少なくとも原価償却しないほうが25万円も税金が少なく済んだわけです。
大家としての税率がさほど高くない場合はこれは一考に値すると思いますが、難しさもあります。高く売れるかどうかわからないのです。売る時に利益が出ないか出ても少なければ減価償却したほうが得です。だからこういうことは知っておくということかと思います。どこかで役に立つ機会があるかもしれません。わたしの場合は買った値段よりはるかに高く売れました。結果として多くの税金を払うことになりました。ただサラリーマンで収入が多かった時は税率も高いので償却して良しだったんじゃないかと思います。会社を辞めた時に原価償却を止めればよかったのか? このあたりそういうことをしていいのかよくわからないですが、まあ知っていることでいろいろ調べようという気になればそれでいいのかと思います。
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