森山周一郎氏に牛丼を出した思い出

2021年02月11日
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株式投資
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現在の吉野家新宿一丁目店
(吉野家のHPより)
わたしが40年前に働いていたお店です

声優と言っていいのでしょうか? 森山周一郎氏がお亡くなりになったそうです。いろんな知られた吹き替えをおやりになったのですがやはりわたしには刑事コジャックが一番の思い出。わたしは大学時代苦学生で牛丼の吉野家で働いてそのおかげで大学を卒業できました。新宿一丁目店で働いていたのですが、その吉野家新宿一丁目店に当時よく森山周一郎さんが牛丼を食べに来てたのです。長いカウンターで必ず一番奥と言うか入り口そばに座られて、それで刑事コジャックが注文するんです。「並一丁」っていつもそれだけでしたね。他のものは食べない。そうか刑事コジャックも牛丼を食べるんだとなにか嬉しい気がしたものです。

彼が入店してきたらこっちも余計なことはいいません。静かにお茶を森山さんの前に差し出す。すると刑事コジャックがあの声で「並一丁」って注文するのです。その注文にまるで歌舞伎のように弾かれて、肉盛りをする。こころなしか並とはいえ肉を多めにしてしまいました。いけないことだと思いますが、たぶん今の社長もわたしを責めはしないでしょう。四半世紀も株主ですからね。吉野家の社長は当時吉野家で店長かその一個上くらいででした。たぶんわたしも会っていると思います。わたしが株式の口座を開設して、そして最初に注文したのが吉野家とボッシュ。もう25年ほど前、そしてわたしが森山周一郎氏に牛丼を出したのはざっと40年ほど前。目を閉じると40年前の光景がまるで跳躍してきたかの如く眼前に広がります。心よりご冥福をお祈りいたします。


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