コツコツとチマチマは違う

2021年02月10日
4
株式投資
さてこれは朝日夕日?
案外難しい。
わたしのブログの読者ならわかるかも



株式投資というのは100人中せいぜ10人くらいしか勝てない。これは異論はないわけです。つまりかなり儲ける確率が低い危険な世界ということになります。ここまでも異論はないでしょう。つまりある投資家がもしも平均的な能力の持ち主だとすると、株で勝つ確率は10%ということになります。これもまあそんな感じで大きく外れていない。ではそういう世界で何を求めるのか? 何を目標にするのか? 最低資金を10倍にするくらいでないとやってられないということになりませんか。10倍じゃやる意味ないくらい。せめて数十倍とか目指して、それで最低10倍で終わってしまったなってのはあるかもしれないけど、最初から10倍じゃ目標としては物足りない。ここまで書いてもそんな変なこと言ってないのですけど、資金を数十倍にしてやろうと本気でやっている人はそんなにいないわけです。 

 よくコツコツ堅実に株式投資をすべきだと主張する人がいます。まずそう思うなら自分で勝手にやればよいことで、株はコツコツ堅実にやるものだと言うから聞いた初心者などが勘違いします。株で勝つってこと自体が堅実なことじゃないのです。それとわたしはコツコツという言葉の使い方が間違っている人が多いと思っています。私自身けっこうコツコツやるものはやります。ただそれはいついつまでにこうなると目標を定めてそこに向かって突き進んで行くというものです。ただ大きなリスクを恐れて生き残りたいなどとやるのは、それはわたしに言わせるとコツコツと言いません。チマチマやっているって言うのです。ベテランでい痛い思いを散々してきて大きな目標なんか自分じゃ無理だ。せいぜい小銭稼ぎの趣味でチマチマやってますって、正直に言えば、ご苦労さまとしか言葉がでないわけです。それ自体悪いことじゃないと思います。誰もが才覚に恵まれるわけじゃないし、わたしみたいに止められる人間でもなくそれなりに株と付き合って行きたければそれもありでしょう。でも株とはそういうものだと言う話ではないということです。

 ここまで読んで、変な理屈だ、非論理的だなんて思うなら反論してみてください。というか16年近く書いてますけど反論なんて来たことないです。ちなみにわたしはどかんと一か八かやれとも言ってないのです。そんなことしたって長続きするとは思えない。わたしが不敗であるということは一か八かなんてやってないという証拠です。どかんと堅実に行くのですよ。つまり一見相反する両極端を高次元で両立させるということです。これはわたしの曖昧な記憶ですけど、以前般若心経のある英訳を読んでいた時に、Different two in oneってフレーズを見たんです。まさにこの言葉が腑に落ちます。空であり色であるということは、どちらにもなるって意味でしょうか? わたしはこの考え方が好きです。高い給料なら大変なのは当たり前とかじゃなくて、楽しく出世したいとか考えるわけです。だから株だってドカンと堅実に。全然コントラなしですよ。ではまた。
関連記事

Comments 4

There are no comments yet.

-  

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2021/02/10 (Wed) 13:52

零細個人投資家Y  

いつも楽しく読ませて頂いております。

さて、「株式投資というのは100人中せいぜ10人くらいしか勝てない。」とのことですが、零細個人投資家としては、ちょっと違和感を感じました。

ただ、異論あり!というほどの根拠を持ち合わせている訳ではありません。もし、株式投資では、10%しか勝てないということを示すデータなどをお持ちでしたら、お教えいただけないでしょうか?

2021/02/10 (Wed) 15:22
川口晴朋(ハルトモ)

ハルトモ  

Re: タイトルなし

そうですね。統計がないからはっきりしたことは言えないですよね。Yさんはどれくらいだと思われますか?
わたしのゴルフ仲間が元証券マンで400人担当して勝っていたのは1−2人だと言ってました。わたしの同級生で大手証券会社に言った人間もだいたい勝つのは100人に一人だと言っていました。10年くらい前の話です。わたしの知人友人でわたし以外にはっきり勝っている一人だけです。

この10年くらいは勝っている人はもっといると思います。ただネットのブログとかツイッターはあてになりませんよね。負けている人間は書かないでしょうから。自分は損はしてないけど、、とか言う人はだいたい負けてんじゃないでしょうか?Yさんのまわりの人はどんな感じですか?

2021/02/10 (Wed) 18:09

零細個人投資家Y  

To ハルトモさん

はっきりとした統計は無いんですね。

証券会社はその種のデータは当然持っているでしょうけど、商売の支障になるようなデータであれば、あえて公開することはしないでしょうね。あくまでも、お得意さん(養分?)あっての商売でしょうから。

私のまわりで積極的に株式投資をしている人はあまりいないので、何とも言い難いところではあります。
株式投資を私に勧めてくれた投資の師匠(大学時代の友人)は、一時はIPO投資でかなり儲けていたようで、勤務先の社長よりもオレの方が収入は上だと豪語してました。

私自身は、とりあえず10数年"チマチマ"とやってきて、サラリーマンの退職金に少し毛が生えた位の儲けは得られたかなというところでしょうか。

まあ、これくらいでは、ハルトモさんの基準では、「勝ち」のうちには入らないかもしれません。

コメント投稿

更新順
同カテゴリ