株式投資における実力と実績
2021年02月08日

相撲でも稽古場横綱っています。その人は稽古場で強いけど本場所はコロコロ負ける。これは実力があるとは言いません。ゴルフでも非常に理想的なスイングをするゴルファーがいます。一方でどうにも格好が良いと言えないゴルファーもいます。でも良いスコアで回るのは後者。これは理想的なスイングをするゴルファーが実力があるとは言いません。株式投資の世界ではどうでしょうか? 株式投資では稽古場もないし理想のスイングも見えませんのでますます誰が実力があるのか実績以外では可視化できません。
間違いなく言えるのはその人が一生を通じて稼いだお金がその人の実力です。一生まで行かなくても10年20年30年と長くなるほどその人の実力が反映されます。20年やって2000万円ならそういう実力なのです。知識とかテクニックなんてどうでも良いというかそれは実績に反映されているのです。一時勝っても10年20年で衰退して消えていく人もいます。だから一時勝ってもいてもそれが実力かどうかはもっと長い時間軸で見ないと結論が出せません。逆に言うなら20年30年と長くやっての実績ならそれがその人の実力です。
傾向として本当に実績と実力のある人間は株の先生などやりません。(ごく少ないですがマニアックなトレード技術伝承のために先生をやっている人はいます。林系とか。)儲けられるなら自分で儲けたほうがずっと楽です。教えて金をもらうなど面倒なだけです。そういうことで自分で十分儲けられない人が有料のメルマガとか株のセミナーの講師とかあるいは株式評論家になってお金を稼ぐことが多いです。そういう人たちがあたかも自分は実力があるかの如く語りまたやけに親切ですから初心者はあっさりと信じてしまうのです。本当は彼らだって自分で思い切り儲けたいとは思っていたはずです。でもそれが実力だということです。株というのは初めて数年でプロみたいに語る人もでてきてそういうブロガーがごまんといます。いくら立派に語っても実力は口座残高に書いてあるということです。
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