リゾートライフを始める適齢期
2021年01月28日
スキー場では最近スタッフから名前を呼ばれるようになりました。名前を覚えられた理由はお客が少ないってこともあるけどわたしは目立つようです。食堂でコーヒーを飲んでいても他のお客さんから話かけられたりします。聞いてみると若いので目立つと言われました。那須でわたしのような生活をしている方々というのは明らかにわたしより一回り上の人達です。リゾートマンションで会う人もみんな明らかに年上でマンションだと一回りじゃなくて1,5まわりのくらいの人々が多いです。わたしの同世代はほとんど目にしません。わたしは何者だろうという視線を浴びるわけです。
わたしは50代後半でリタイアをしてそれで那須に来て約3年ですので、そこから逆算するとリゾート&リタイアライフをするという平均的タイミングは60代後半から70代ということかなと思われます。そこで問題になるのは健康年齢です。男性の健康寿命は72歳という調査があるようです。那須の楽しみはゴルフ、山歩き、スキーなどですからより健康度が求められます。70歳近くになってリゾートライフを始めてもわずか2−3年で終わってしまってはそれはつまらないということになります。つまりリタイアライフを始めるタイミングが遅すぎるのです。やはり60代前半がせめて必要。でもその年でそんな余裕がある人間などそんなにいないというわけです。
わたしが漠然と感じるには、このリゾートライフを始める年齢は案外下がっていくのではないでしょうか?もちろん世相を見れば平均的な老人は死ぬまで働かされる流れです。その一方で格差も広がる。であれば若くしてリゾートライフを満喫できる人間が増えても不思議はありません。増えたと言ったところで優雅な暮らしをできる人は全体から見ればごく僅かな少数です。つまり豊かな少数はますます豊かになるということです。逆にいまようやく60代後半で長年の搾取から開放されてなんとかリゾートライフを始めそしてわずか数年で健康寿命を迎える層はどうなるでしょうか? 基本的には被搾取層ということですからたぶんリゾートライフ開始年齢は遅れるでしょうね。あとは健康寿命との競争ということでしょうか。
早めにリゾートライフを始めようかなどという甲斐性がある方にわたしがアドバイスをするとしたら、わたしのように軽くてしかも遊びに関係のあるアルバイトをすることです。お金のためではありません。地域に溶け込んで遊び仲間を得るためです。地元民になるためでもあります。ただ遊んでいるだけだと同世代がいなくて年上ばかりで友達が作りづらいと思います。やはり同世代の方が仲良くなりやすい。でもアルバイト先であれば同僚という親密さが得られて年齢を超えての交遊が可能になります。結果的にはわたしは理想的な展開を得たということですが、これも誘われた縁です。運ということです。運はやはり大事ですね。

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