わたしの(ナンピン)買い下がり実戦編
2021年01月19日

公道から曲がって数百メートル走ってリゾマンに
夜はライトアップされています
リゾート感が盛り上がります
まずどこで入るかというエントリーポイントですけど、これは過去10年で最低というくらいのレベルです。それと底無し沼みたいだったとしても株の場合底無しは倒産しないかぎりないわけですから、そこまで下がっても驚かないというレベルをどこに置くかです。例えばトヨタの場合に今は8000円近いですが、わたしはリーマンショックの時に2000円くらいまでの下落は想定しました。でもそこで2000円にしないで1500円くらいを想定しうる底と考える。20%が余裕代です。1500円になるとトヨタの時価総額は6兆円とかで毎年2兆円利益をあげる会社の時価総額が6兆円で済むわけはないので必ず上がると思います。
1500円になっても買い進める資金管理をそこで考えるわけです。その上で市場の様子を見ながらエントリーポイントを3000円にしたわけです。3000円まで待ちました。実際は4000円から買い出してもいいのですけど1500円までを想定すると3000円まで待ったという感じです。4000円だとまだ元気に買っている人がたくさんいたのも気になりました。さすがに3000円になると市場は総悲観、いよいよ買い手がいないという状態で最後の買い手として出動したわけです。
ということで3000円から入ってそこで1500円までどうやって玉を置くかと考えるわけです。その辺は勘でいいと思います。失敗したことでたかが知れている。3000円以下で買っていれば損することはないのですからどう並べてもいいのですが、ただ早めに底を打つとあまり買えませんので、2800円くらいから多めに入れたと思います。つまり買って下がるのをむしろ期待しているわけです。それだけ儲けが大きくなるからです。買って下がってやきもきする人間とはまったく別次元なわけです。
結局なんだかんだでトヨタは2500円くらいで底を打った。だいたい想定した資金の半分で反転したわけです。こんな大勝負でも現金比率100%から始まってせいぜい50%までしか行かない。これは理由があってその時にはわたしはすでに億り人でそんな無理する必要がなかったという背景があります。お金に余裕があるほどエントリーポイントは遅くなって買い進み方もゆっくりになります。
ところがわたしの最初の勝負のボッシュだとだいぶ雰囲気が違います。買い出したのは150円くらい。早いかもと思いはしましたけど、もう十分安いわけです。この勝負で奴隷か自由人のわけめの合戦てなもんですから、チャンスを逃したくない。多少早く入るのは仕方ないわけです。あとから振り返るに稚拙だなと思うけど生まれて初めて買った株です。勝負ってのは流れと気合が一緒になっているんだから小細工なんかして気持ちが揺らぐより肚を決めたと行動するほうがかえって迷いがなくてよいものです。結局其処から60円台まで下がりましたけどまあお金があるならばどんどん買ったという感じです。完全満玉になりました。下がっても下がってもわたしとかみさんのボーナスをほとんど突っ込んだわけです。どこまで下がっても買い続けたわけですが、下がるほどに当たり前ですがたくさん買えるようになります。結局60円で底を打ったわけですが、覚えてないけど平均は80円くらいにはなったと思います。
資金管理という視点でいうと、本業がある人間ならどれだけ本業からお金を持ってこれるかも重要な要素になります。給料で生活費がいっぱいいっぱいであればどこからも資金を追加できません。我が家の場合はボーナスは手付かずでも生活ができましたから、逆にボーナスはそのまま株に向かえたわけです。これは人生をかけた大勝負だと思ってましたからそこまでやったということです。あのままボッシュが倒産していたらわたしは今はブログを書いてないでしょう。でも倒産しないって確信してました。
そういうことでエントリーポイントはここで入れば絶対負けないなと自分の知見を総動員して思えるレベルまで待つ。その後は想定した底までのイメージはあるけど適当に並べても構わないけど、資金がつきないようにだけはしておく。下がれば下がるほどたくさん買えるのですから。もっともお得になった時に金がないではつまらんということです。こうやって書くと簡単だけど、今思うのはよく怖くなかったなということです。怖いなんて思わなかったです。それは多少不安はなかったというと嘘になりますけど、でもビビらなかった。それくらいよく調べて集中していたんだと思います。ここまで書いて言えることは押さえるポイントはあるけどもその時時でけっこう違うことをやっているということです。特にエントリーポイントは変わりますし、玉の並べ方も変わります。変わらないのは入った以上底を打つまで買い続けるということでそれができる資金管理はかなりの余裕を持って行うということです。
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