急遽別の宿をご案内しますと言われたら

2021年01月15日
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旅を楽しむコツ
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ガソリン入れたらこんな数字が
なんか良いこと起きるのかな?
でも実際良いことしか起きないから、これはきっと後追いだね

那須にいるとホテル旅館は点在しているので暇とか混んでいるとかのイメージは感じにくい。一方塩原温泉郷はホテル旅館がひしめくように建っている。昨日スキー場に行くみちすがら塩原温泉街を通ったんだけどゴーストタウンのようだった。これは大きな雇用調整が入らざるを得ないと感じる。聞くところによると那須や塩原ではホテルや旅館の急遽閉館というのが行われ出したそうだ。急遽閉館というのはどういう意味かというと、あまりに宿泊客が少ないので、お越しいただたお客を他の宿に案内するということである。申し訳ありませんが急遽閉館となりましたので別の宿にご案内しますとやるわけだ。なんかまるで航空業界のようだ。あまりにお客が少ないと欠航にしてしまい、他の航空会社に案内するなんて言われたことはわたしもある。

これは宿を責めることはできないとわたしは思う。30室の宿に5部屋しか予約が入っていないけどそれでも頑張って営業しようとしていた。ところがどんどんキャンセルが入って、直前になったら1部屋とか2部屋しかお客がいない。そんな状況が今起こっている。ぎりぎりの判断で閉館を決断して他の宿に振り分ける。前日とか前々日にお客に電話をいれて急遽閉館となりましたと説明するんだけど、その時にお客がまったくいませんので閉館です、なんて言えないからなんか理由をつける。急遽メンテナンスが入ったとか。(実際メンテしたりする)お客にしたらもっと早く言ってくれよと思うかもしれないけど、どんどんキャンセルが入る状態での苦渋の決断なんである。たいていは少しランクが上で内容も良いプランにするのでお客が損するということはないし、そうやってお客を融通しあえば少しでも売り上げと利益につながる。やりたくてやってるわけじゃない。仕方ないのである。この時期GO TOでもなく宿泊する人は貴重な存在なんだけど、もしも別の宿をご案内しますと言われたら、そこは推して知るべしで気持ちよく受け入れてあげてほしいなんて思います。

こうやって観光地に住んでいると、観光地ならではのいろんな話が聞こえてくる。これって案外重要な感覚でさいたまではまた別の感覚がある。どこにも行かなきゃいいじゃないって言う人もいる。それはそうだが、感染しないように遊んでお金を使ってもらわないとこの国はどうなるのか? 今栃木は緊急事態宣言もでてしまい首都圏と危機感は変わらない状態なんで逆に都会の人間がなにしにきたという抵抗感はほとんどなくなりました。去年はわたしまで来るなと言わんばかりの視線を受けていたけど今はない。お店や宿がやっている以上は行っていいんだろうと思います。必要なのは臨機応変なとっさの判断だと思います。お店に入ってあれっと思ったら、席を変えてもらうとか、急遽テイクアウトに切り替えるとか、あるいはすぐにでるとか。宿でも空いている時間を狙って入浴するとか、いっそ個室風呂、それを自分で判断することが求められるんだと思います。お上が言う通りにしていればいいんだというノリではこの国はおかしくなると思います。というかとっくにおかしくなっているのかも。わたしがご機嫌な暮らしができるのもおかしな世の中の証拠だと友人に言われたことがあります。
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