夢と幸福感の関係
2021年01月14日

滑走12日目
写真に撮るとなだらかに見えますがこれで22度ですので中級斜面
雪質も良く気持ちよく降りられます
それにしても毎日空いてます

まかない中華弁当200円

夕食はふざけたシチューを作ってみました
カット野菜と肉を入れて煮込むだけ、すぐできる
学生の頃こんなの食べてました
数百円だけど美味しいよ
安い赤ワインといただきます
大学生の頃保谷という東京のハズレの街の汚いアパートに住んでいました。4畳半でトイレも風呂もなかったです。水道も井戸水。家賃は11000円でした。部屋にある冷蔵庫はどこかで拾ってきたガラス窓が横に開くやつ。開き窓の上にヤクルトって書いてありました。テレビも拾ってきました。四畳半に似つかわしくない家具調のテレビで確か高雄って書いてありました。冬は寒くて暖房はこたつだけ。よくカレーを作りました。具はキャベツだけ。なんでキャベツかと言うと近所の畑で出荷できなくて放置してあるのを失敬してきてたんです。キャベツと言えば金に困るとキャベツを半分に切って炒める。もう半分は細かく切る。それで炒めたキャベツをおかずに千切りのキャベツを食べるんです。キャベツライスじゃなくてキャベツキャベツ。キャベジンなんて要りません。当時からヘルシー志向でしたね。もしも部屋に浴室やトイレがあればどんなに幸せだろうなどと夢見ていました。
それでも大学3年くらいになると生活も安定してバイトでオートバイを買ったりステレオも買ったりしましたけど、卒業するまでヤクルトと高雄はありました。さてその後ですが、就職していろいろあってなんだかその当時夢にみた生活をあっという間に通り越して家でも車でも欲しいものはなんでも買えるようになった。でこの歳になってリゾートマンションで夢をかなえた気がしてます。かなりオーバーシュートしてますけど。そう言えばその当時夢見た車はホンダシビックでしたね。あんな車であちこちと走り回りたいと思っていた。ささやかな夢でしたけど、それを忘れずに自分の原点として生きてきたためか、夢のような生活をしているという実感があります。まさか別荘とはなんて思いますけど。
なんてシチューをいただきながら思うのですが、もっともかみさんが来るとこんなものは食べさせません。懐かしくて作ってみただけです。和食フレンチイタリアン優雅なディナー。それももちろん幸せ。でも私のノスタルジアはわたしに中に生きているんですね。そしてわたしだけが楽しめる世界。なんか心のふる里に戻ったような気持ちでくつろげます。わたしはこの程度の夢で満足なんです。夢ってのは簡単に実現してもつまらないのかもしれないけどやはり実現してこその夢って気もします。ちょうどいい間合いの夢を持つのも幸せの条件かもなんて思います。
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