脱炭素銘柄にはまだ手を出さない

2021年01月02日
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株式投資
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我が家の雑煮

親しい友人はタイトルのようにアドバイスしています。このブログの読者さんのほとんどは別に親しくないので勝手になされたらよろしいわけで、そういう前提での話です。何を言いたいのかというと、利益の裏付けのない先の話に踊らされるなということです。今は有り余ったお金が株式市場に流れこんできている。政府も金を刷って株を買い支えている。その有り余ったお金は話題性のある脱炭素とかに当然向かうわけです。評論家もブロガーも話題性の高い銘柄を紹介してきます。そのほうが受けが良いからです。実際短期的にも上がっていく銘柄もあると思います。それを自慢げに語りさらに煽る。ただそうやって踊らされた個人投資家を食い尽くす大きな投機的なお金の渦に身を投じているようでは、生涯を通じて株式投資で成功するのは難しいとわたしは思います。脱炭素のビジネスが花開くのは10年も20年も先の話です。もっと先かもしれない。ビジネスが利益を生みひょっとして配当が期待できる、どの企業が勝ち組か?それが見えるまで待っていればよいのです。ここ数年は噂と人気でビジネスからの利益の裏付けがないいわゆるマネーゲームが繰り広げられるでしょう。そこにわざわざ身を投じる必要があるのか? おそらく根拠の怪しい情報もたくさん出回るでしょう。それをどれが正しいか取捨選択など誰ができるのか? 技術的にまだ見えてない部分が大きい。今有望に見えてももっと凄い技術が今後出てきていっぺんにひっくり返されるかもしれません。会社に投資をするという意味でなら株価は20年も先の経常利益は織り込みません。脱炭素の政治的な判断の経緯については詳しく知りませんけど、先進国15か国の中では日本は14番目の方向決定で、残った国はアメリカだけです。それが米国の大統領選挙結果で大きく舵を切ることが見えてきたので、どんじりはあかんだろうとあわてて発表したようにわたしには見えます。これが今後10年20年の国の方向を決める意思決定のあり方でしょうか? 当たり前ですけどこの国の意思決定は法律と予算です。法律もできてなくて予算もまだついていないのに何を慌てる必要があるのかなとわたしはそう思っています。じゃあお前は買わないのかと言うと、そういう話ではありません。わたしと同じくらいかそれ以上の力量があるなら手を出せばいいのです。案外わたしも買っているかもしれませんよ。間違いなく言えるのは、踊らされるなということです。わたしの親しい友人には私以上に株式投資の才覚のある人間などいませんので、であれば今は手を出すなという冒頭のフレーズに尽きるというお話でした。


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