相場は食うか食われるか

2020年12月31日
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株式投資
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ボルボのカレンダーは毎年楽しみにしています
スウェーデンの季節季節が楽しめます

ゴルフとかスキーのブログも時々見ます。動画も見てます。スキーとかゴルフって基本的に一人でやるもんじゃないですか? でもスキー愛好家同士、ゴルフ好き同士、仲良く刺激しあって切磋琢磨なんて微笑ましい在り様なわけです。まあ張り合うこともあるけど、だからと言って相手を追い落とすなんてことはないわけです。だから相場も同じようにやってもいいような気もする、という人がたくさんいるのは頷けます。相場をスポーツとか習い事の感覚で見ているんですね。スポーツならみんなで上手くなるってのはあり得る。誰かがナイスショットしたからと言って、自分のパットが外れるわけじゃないのです。(多少影響はあるけど)。自分がOB打ったから誰かがバーディ取るわけでもない。

株でみんなで儲けるってあり得るのでしょうか? 誰かそれを実現した人がいればいいですけど。相場の場合はもし自分が損したら、そのお金はどこに行くんでしょうか?地面に染み込んで消えてなくなるって思ってるなら間違いです。一方自分が儲かったらそのお金はどこから来たのでしょうか?地面から湧いてくるとか空から降ってくるというのも間違いです。それは相場全体の上げ下げはありますけど、どんな相場であろうが勝者が少数派であるということは変わらない以上、やはり参加者同士でお金の取り合いをしていることに変わりはないのです。競馬でも競輪でも、ファンみんなが絶対儲からないようにできています。株式投資もとくに弱者である個人投資家がみんな儲からないようにゲームができています。もし個人投資家がみんな儲かるようになったらルールは変更されるでしょう。そういうことで誰かの儲けは誰かの損、誰かの損は誰かの儲けです。

この感覚を持つ人は圧倒的に勝ち組に多くて、負け組にはピンとこない。なんか株価が上がったから自分が儲かっている、誰も損させている気がしない。でも誰かから買って誰かに売っているわけですから相手は必ずいるのです。負け組のもうひとつの勘違いは損した時に自分で勝手にミスをしたから負けたと思うことです。ミスさえしなければ勝てると思っている。違うのです。負け組は勝ち組に食われたのです。お金をまんまと持ち去られたのです。もちろんそれは自分のミスという側面もあります。でもミスしただけで負けると言うのは大多数が負ける理由には不十分です。羊は油断さえしなければ狼に食われないわけではないのです。また羊は決して狼を食わない。基本的には羊は獲物という存在なのです。

つまり相場の本質は食うか食われるかです。基本的にネットで仲良くしているのは羊が多いわけですが、狼も知らん顔して紛れ込んできます。羊の生態を学びに来てるんですね。羊を煽ったり小銭を無心するのもいますけど、これは言うなら狼じゃなくてハイエナですね。まあ捕食者にもいろいろいるということでしょう。ブログではいろんな考え方があります。わたしの言うことに賛同しない人もいるでしょう。わたしについてくれば儲けさせますとかみんなで儲けましょうとかいう人はこの世にたくさんいます。そういう人が言っていることを、瞬間的でなく資産形成という意味で実現した試しをわたしは知りません。実現してから事実に基づいて言ったらよいのになと思います。できたら大したものです。わたしは出来もしないことを言いたいと思わない。だって逆に損させるかもしれないわけです。それを重く受け止めずにいられる人はいいのでしょうが、わたしにはそれはできません。まあこれもその人次第ということでしょうね。
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