流行に流されない

2020年12月19日
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株式投資
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那須のマンションからの眺めです
山並みに陽がさして近くに見えます
日替わりで絵画のような絶景が楽しめます

わたしが住んでいる最寄駅は埼玉では中心的な駅で不動産価格は1−2を争います。商業地のオフィスビルではなく住宅地という意味では埼玉県で一番だと思います。もう徒歩圏で戸建ての分譲などまずありませんので(単発取引はあっても)、勤め人が家を求めるならマンションになろうかと思います。でもそのマンションでも物件が非常に少なくて、どれくらい少ないかと言うと、販売中がひとつふたつしかありません。もうマンションが建つ土地がほとんど残っていないのです。そして値段は25年前の倍ほどになっています。それでもすぐに売れてしまいます。25年で倍の値段というのは、それ自体は異常だと言うほどではないのかもしれませんけど、ただこの25年でサラリーマンの手取りは上がっているどころか下がっているくらいですので、どうやって買うのかなと思います。救いは金利が下がっていることですがそれにしても払うのは容易ではないでしょう。中古の相場も当然上がっていて25年前の新築価格以上になっている感じです。でもこれも売り物件が少ないし出るとすぐ売れてしまう状態です。

これはバブルなのでしょうか?ただ30年以上前のバブルの時とは違うなって思うのは、どこもかしこもでなく、限られたエリアの良い条件の物件だけが価格が高騰しているということです。ローカルな駅とか駅からバスに乗らんといけないようなマンションの価格はそれほど上がっていない。つまり一等地には住めないけど、別に贅沢を言わなければ買える家はいくらでもあるということです。バブルの時はどこもかしこも高くなって、これでは庶民が家が買えないと、社会問題になってそれでバブルつぶしに政治が動いたわけです。バブルというのは社会的に潰さないといけないという気運が盛り上がったわけです。(リーマンショックとは違うところ)。いまはバブル状態がまだらに起こっているような気がします。今は不動産価格も高騰して、それで株価も随分と上がってきていますが、でもこれはけしからん。潰してしまえという社会的コンセンサスなどは感じられません。世の中全てが浮かれ上がったようなバブルとは大きく違っています。むしろコロナで気持ちは暗く実経済も大きく落ち込んでいる。

個人的には世の中これだけ困っている人が多いのに投資家だけ国金を突っ込んで助けることを不合理だとわたしは思っています。もっと困っている人はいくらでもいるのです。でもここで株価を落とすようなことを政治がやったりするとやはり社会不安になるんだろうなと思います。もちろんリーマンショックのような外乱が起きる可能性だってある。ドイツ銀行破綻なんてずいぶん前から噂されてる。こういう時代でも間違いないのは、家でも株でもなにが起きても最終的に生き残るようなものを持っておくということかなと思っています。普通の感覚で良いものを買えばいいのです。上がりそうだから、この分野は有望だからという視点より、いわゆる良いものを選ぶ目という気がします。良いものは流行でも上がりますが、流行が去っても残る。流行が去ると一緒に去ってしまうものは買わない。つまり流行に流されないということです。



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