なぜ人の自慢話を聞くと気分が悪くなるのか?

2020年11月29日
0
人生の考え方

これは言葉の綾とでも言えるけど、わたしは人の成功体験談など聞きたくありませんっていう人はいないでしょ。むしろ聞きたいですって言う人が多い、一方で人の自慢話は聞きたくないって人はこれは世の中の多数派と言ってもいいくらい。でも他人の成功を素直に祝福できない人と、自慢話しが嫌いな人は人口においてほぼ重なっているとわたしは思います。成功体験を聞きたくないと言うと了見が狭いと思われるから言わない。仮に成功した人から話を聞くにしても、その成功者から失敗談を聞きたがる人が多い。成功者でも失敗するんだって身近に感じたい、だから成功談よりも失敗談を熱心に聞きたがるってことで、これで成功体験から学べると思ってんでしょうか? 物事の本質は失敗や苦しい体験の中にこそあって、成功談には本質は含まれていないと、勝手に思い込んでいませんか? なにせネットでもテレビでも人が苦しんでいるのを喜んで見る人が圧倒的に多いのです。上手く行っている人からでも苦しんだ話を聞いてなんか妙に納得する。それ自体悪いとまでは言いません。もちろん失敗から学ぶことは多い。でもバランスが悪いのです。バイアスがかかっていて成功体験に重きを置けないのです。わたしはそれが株で勝てない大きな理由だと思います。いろいろ綺麗事は言うけど心の奥底では成功者を妬み羨んでいるのです。自分が心の奥底で妬むものには人間はなれません。金持ちを妬む人間は金持ちになれないのです。この妬みと羨みを心から追い出すことで、言うなら向こう岸に行けるのです。

たまにわたしのブログには失敗談がないから嘘だと思う人がいるんです。つまり自慢話だけ書いて失敗したことは書いてないだろうって。そう思い込む。人生は山あり谷ありだと勝手に決めている。そういう人は中村天風師が言われる通り山あり谷ありの人生になるでしょう。自分でそう思い込んでいるんだから。だからといって他人まで決めつけてもそれは他人は思い通りになりません。わたしみたいになんでもうまくいくと信じて実際だいたいうまくいく人間だってこの世にはいるのです。ただ自分でそう強く思わないとだめです。人生は強く願った以上にはならないのですから。その強く願う気持ちの対極に、それも心の奥底に、人を妬む気持ちがひょっとしてきれいな衣をまとい鎮座している。なぜ人の自慢話を聞いて気分が悪くなるのか? 理論的に説明できますか? 誰かになるほどと頷ける説明ができますか? 違うでしょ。心の奥底でもう答えは決まっているんです。自慢は気分が悪いと。それくらい人の心に深く根ざしてしまっている。素直に聞けっこない。歳を食ってこうなってしまうとたぶん抜けないんじゃないでしょうか。知りませんけど。抜けた人みたことないです。



関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

コメント投稿

更新順
同カテゴリ