京都人との商売は難しいのか?
2020年11月27日

等持院というお寺が好きで仕事の合間にちょくちょく行ってました
ここでお茶をいただけるんです
わたしのブログってどういうわけか京都からのアクセスが多いのです。それで京都の思い出を書いてみようかという気になりました。わたしは静岡の出身でそれで大学は東京の大学に行って、それで就職して最初の赴任地が大阪支店でした。寮が奈良にあって奈良から大阪まで通っていました。それでお客さんとして関西のいろんなところに行きましたけど京都がとても多かったです。わたしが担当した製品がわりと新しい考え方の製品だったせいか、京都からの引き合いが多かったんです。そのあたりは京都という土地柄の特徴のひとつと言えるかも知れません。北陸なんか行くと保守的で新しいシステムはなかなか採用しない。意外と和歌山ってのは新しいものの引き合いが多かった。もちろん大阪、兵庫は大都市なんでそれなりに引き合いが多くて、結局大阪、兵庫、京都、和歌山によく行くようになりました。ちなみに四国はたまにですね。
このブログでも京都の相場師なんて話題で何度か書いてます。ずいぶんと長いおつきあいになります。昨年挨拶に行ってきました。わたし自身は京都に悪い思い出がないです。どこも同じで良い人悪い人、合う人合わない人がいます。でも京都のコミュニケーションは関西の他の地域と違うなって感じることは多くありました。ただそれも人次第です。相手が関東人だと思えばわかりやすいように合わせる人も多いです。
京都のコミュニケーションでわたしの印象は、ズバズバ言うってことです。割と言いづらいことを、さらっと言います。ただその言い方に京都らしいスタイルがあります。例えばようやくまともなものに出会えて嬉しいです、とか言う。これは喜んでいるんじゃなくて、今までろくでもないものばかり持ってきてたなと言ってるんです。Aを落とすためにBを持ち上げる。実はAはあきませんと言っている。でもそれがわからないとBが良いのかなって思って、それでBで進めると、そんなこと言いましたかいな?とはぐらかされる。それで京都人とのつきあいは難しい、腹の底がわからないとか言う人もいるわけですが、それほど難しいってことでもないです。よく表情を見て判断すれば良いのです。ただ関東から京都に行くと大阪とのコントラストが強いのでわかりづらいかもしれません。まあ京都の人からすれば、そんなこともわからんではうちとは付き合えませんなてなわけです。これは京都の人が損している点なんですけど、ズバズバ言うけど直接言わないってことで、これはあからさまな皮肉だと関東の人には聞こえたりもします。だから小馬鹿にされてるような気がする。もちろん京都というのは古都ですし実際プライドも高いんでしょうね。まあお客さんですからわたしは腹は立ちません。
商売ではそんな感じでしたが、わたしの同級生で京都の大学に行ったりした人間はけっこういます。住んでみて京都はどうだったかって聞くと、これはわたしの知人についてですけど、良く言う人はほとんどいないですね。京都から見て静岡はあかんのかもしれません。家康の地元と見られてますからね。わたしなどは営業で京都の人に会う訳ですからこっちが買って欲しいので下手に出るのが前提です。買ってくれればなんでもいいわけです。逆にうまくやれば有利になる。実際京都の人はよく買ってくれたんでそれで好きになりました。買ってくれるお客さんが好きなのは営業マンなら当たり前です。ちなみにブロガーとしても京都の人はよく読んでくれるんで好きです。読んでどう思うかは知りませんけど読んでくれればいいのです。ということで住んでどうのはないですけど、少なくともコツさえ掴めばですが商売が難しいと感じたことはなかったということですね
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