アメリカでは普通の人が日本より簡単に億り人になれるのか?

2020年11月25日
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株式投資
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我が家はミロの複製が2枚あります
油彩とデジタルキャンバスプリント
布のキャンバスに出力しますと額装すると油彩のように見えます
難点は額装費がちと高いということ

アメリカ株と日本株を比較する議論などの中で、アメリカ人は日本より株で成功する確率が高いと主張される人たちがいます。それで過去のインデックスの数字を持ち出してこのときいくら投資をしていたらいくらになっているとか。わたしにすれば後出しジャンケの数字を見せさせられている気がします。本当にそうだと主張するならアメリカ人で普通の人が億万長者になる可能性はたとえば何%だ、日本は何%だ。その証拠はこの統計だ、日本には庶民から億り人は1万人しかいないけど、アメリカは100万人いるとか。それこそ統計を見てみたいわけです。いったい何人が儲かって何人が損してるのか?でもそんな統計わたしは見たことない。じゃあなんでそう言うのか?理論だ統計だと言う割りにはそこらが甘いと感じるの私だけでしょうか? 

わたしは以前アメリカの雑誌の記事を紹介しました。例えばあるインデックスに黙って投資をしておけば、みんな儲かっているはずなのに、なぜアメリカの個人投資家の95%は損をするのか? という記事で複数見つかりました。アメリカ人が簡単に誰でも億り人になっている統計は見つかりませんでした。結局結果が一番大切なわけですから、いろいろ言うならまず出して欲しいと思います。さらにそこまで言うなら自分の資産の推移を公開しないとおかしい気がします。自分はそのとおりやって10億円20億円持ってますと言わないと自分の理論の正しさも何もないでしょう。わたしのように自分の真似をするなと言っている人間とは言っていることが違うのです。それを出さずに、自分の理論でやればあたかも簡単に儲かるかのごとく言うのならなにか魂胆があると疑わざるを得ないわけです。

わたしはアメリカの会社で長く働きました。投資というのはアメリカ人の興味の第一ですから、同僚との雑談の話題にでることは何度もありました。そんな中でわたしが感じたのは、アメリカの方が確かに株で成功する人は多いと思います。国力とか人口とかもありますけど、アメリカ人の方がリスクを取るのです。聞いていてよく怖くないなとかいうものに割と平気で投資をする印象があります。ジャンクボンドとか当たり前。だから成功者は目立つと思いますけど、その一方で株で失敗する人もかなり多いんじゃないでしょうか? アメリカ人が簡単に億り人になれるなんて印象はないです。わたしが入社した時に社員は8万人いたんです。それで多くの人が投資に興味がある。そんなに簡単に成功するなら聞こえてきそうな気がします。でもブツブツいいながら毎日みんな働いてましたね。

あくまでもこれは長年の印象であって、統計は持ってないわけです。だから断言するのであれば統計を出すべきだと思いますし、それがないのに、その上にやれ理論だ統計だと大層な伽藍を載せますと、これは立派な表現があります。砂上の楼閣というやつですね。もちろんわたしは否定しているわけでもないし言っていることが間違っているとかも言いません。そんな不毛な議論などする気もありません。ただそこまで言うならなんでわたしがほーと頷けるくらいの証拠が出てこないのだと不思議に思うというだけのことです。


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