株式投資におけるFAIL SAFEという考え方

2020年11月20日
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株式投資
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リゾートマンションの壁掛け時計が遅れるようになった
それが極端に遅れる
たぶん動いたり止まったりしてる
こういう壊れ方は問題だ
それでたまたま通りがかった100円ショップで100円でなく
400円で売っていた時計を購入
見かけは立派だ、でも失敗だった
寝ていると秒針が動く音がまるで車のウィンカーみたいに響くのである
こういうのは安物買いのよき勉強っていうかしら
近々買い換えます

フェイルセーフと言う考え方をご存知でしょうか? わたしはこの考え方を株式投資でも取り入れています。フェイルセーフというのは壊れるにしても安全に壊れるという設計の仕方です。時計は壊れるなら遅れるのではなく止まったほうが望ましいです。だから壊れる時に遅れるような構造にしないとか遅れるにしても少しづつ遅れるとかが望ましい。自動車ですと例えばブレーキなどが壊れるにしてもいきなり抜けてしまうのではなく、何回かはおかしいなとドライバーに気づかせて、かつ警報も表示した上で、壊れる設計をすることでドライバーは安全に車を停止させることができます。過大な負荷をかけた時にポキンと折れるのと、じわっと曲がるのとの差と言うとわかりやすいかもしれません。(ポキンはダメだという話ではないです。ポキンが良い場合もあるのです。)

株式投資でも、なんらかの見込みがあって投資をする方が多いと思いますが、当然自分の目論見から外れることはあり得るわけです。その目論見の外れた時、外れ方にもいろんなケースが想定される。それを考えて、例えば有望かもしれないけど、予測が外れた時の重篤度が高いから、今回は見送ろうとか、そう考えるわけです。さらに予測が外れた時にどうするかも決めておくことです。背景にあるのはFTAとかFMEAという考え方で、詳しくは書きませんが、簡単に言うなら、起こりそうにないけど、起こる可能性がゼロとは言えない事象にも備えるということです。まさかこんなことが起きるとは思わなかったとか投資で言う人がよくいますが、起こるとは思っていなくても、可能性はゼロではなかったということです。だから備えておくということです。この考え方を取り入れると、安易なエントリーが減ると思います。自分に都合の良い展開ばかりが頭に渦巻いて投資をするのはよろしくないと思います。わたしはシナリオをかなり精緻に描きますが思い通りにいくことはないです。であれば備えるべしです。たぶんこのブログ以外では耳にしない考え方かもしれません。自己流ですがけっこう論理的なんですぞ。
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