利確ではなくコストダウンを行い、目標価格で潔く手放す

2020年10月29日
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株式投資

わたしの場合はエントリーするときに出口の目標価格(自分が考える企業価値)を持っています。仮に100円で買って500円で売るというゴールを見据えているとします。500円になるまで売らないのかというと実際そうではないのです。道中長いので、どこかで吹いたら一旦売ってきています。それで下がったら買い直してます。株は上がったり下がったりが当たり前ですけど、下がったところでは売りません。基本的には上昇をしていくと見ているわけですから勢いがつきすぎて吹いたところで売って押したところで株数を増やして買い戻すと行きたいわけです。下がってしまったら次の上昇局面を待ちます。

ボッシュの場合60円で買って600円でTOBになってしまう前にそれはたくさんの急激な上昇と下降を見てきたわけですが、二回だけ取れました。これは行き過ぎに吹いたなと感じて一旦売る、そこから下がって拾う場所は適当です。すでに原価が下がることは確定してますので、底で拾う必要はない。ここが大事なんですけど、一旦売った目的は現金を手にする利確が目的に見えるんですけど、自分的には保有株のコストダウンを行いたいのです。できれば株数を増やしたい。つまり売ったお金は同じ株を買う原資なんです。目標は取得原価ゼロ以下です。つまりタダで手に入れた株にしたいのです。そうなれば株価の上下なんて気にならなくなります。これは桃源郷ですよ。こんな幸せな気分はないというくらい万能感に包まれます。まあそこまで行かなくてもコストダウンができることでその後すべてがうまく回っていきます。

では目標価格に達したら? とにかくさっさと売ります。そこが本当の利確です。それでさらにあがったら仕方ないでしょう。そこまで上がってくれて感謝です。様子を見て天井を確認して下り出したら売るなんてやりません。なぜならなんのための目標価格だったのかということです。企業価値から目標に設定しているのに、その瞬間の需給で気が変わるなんてのは首尾一貫していないのです。企業価値で決めた目標は需給に関係ないのです。売って下がればもちろん売って良かったという気になりますが、もっと下がればまた勝負という気にはなるでしょうね。そういうことで大きく利が乗っていても、下がったところで売るのではなく常に上がったところで売るというのがわたしの基本スタイルに、まあ振り返るとそうなってます。企業価値に基づいた王道の長期的な株式投資を基本として、その上に需給の短期売買が乗っているというイメージですね。


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