新聞の経済記事はどれくらい正確かー誤報で株価急騰の記憶
2020年09月10日
那須は虫が減りました。ベンチで休んでいても快適です。
虫がいなくなると同時に燕もいなくなりました
今はどこのあたりを飛んでいるんでしょうか?
燕にコロナは関係ないようです
新聞記事というのは正確かどうか記者はそんな気にしていないような気がします。誤報でない程度であれば後は記事のインパクトとかを考えたりしている印象があります。広報部のマネージャーに聞いたことがあります。新聞対策はどうしてるんだって? 自社によく書いてもらうためにいろいろやって関係維持をはかってるって言ってました。関係が良好だとこっちが言ったことがそのまま記事にしてもらえるって。
こんなことがありました。A社としておきましょう。従業員が1000人くらいの会社ですが、わたしがまさに責任者であった製品と競合する製品を開発したんです。これからそれを売り出すんですけど、その方法としてわたしの会社と業務提携とすると天下の大新聞に載ったんです。将来的には資本提携も視野に入れているとその会社の幹部のコメントも。でもまったくのデタラメです。わたしがその相手の営業責任者なんですから間違いありません。
その会社の株は急騰しました。数日良く上がりましたが、わたしの方で会社のサイトを通じてまったくの誤報であると発表をしたので、その後株価は元に戻ったのですが、今にして思えば、誰かが儲けたんじゃないですかね? 新聞社に抗議もしましたけど新聞はとぼけるのがお得意です。うやむやで終わりました。結局A社がうまく新聞記者を操縦して書かせんでしょう。
自分が知らない業界のことだと新聞記事というのは鵜呑みにしてしまう人が多いのでしょうけど、たぶんどの記事もかなりいい加減でしょうね。自分が勤務していた会社のいくつかの報道をみれば、他も推して知るべしってことです。新聞報道を読んで株式投資をするってのはどれだけ危ないことか、身を持って知った経験です。
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