長期投資をする人が陥りやすい錯覚

2020年09月02日
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株式投資
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所有するマンションの退去の連絡が来ました。法人契約なのでつまり転勤ということです。これは仕方ないです。社命ですから。大手のビールメーカーさんでしたが6年ほどでした。不動産屋によると最近は物件がよく動いているそうです。そうなんだって思いました。埼玉県の主要駅から徒歩5分の知られたデベロッパーによるもので我が家以外は全部オーナーが住んでいます。70平米以上のファミリーマンションでいずれは我々夫婦で住もうかなと思ってます。作戦としては、家賃を下げるとかしないで、不動産屋にリフォームで少し儲けさせてやろうと思ってます。客付の力がある不動産屋だから機嫌をとるということです。不動産屋の機嫌を取るというのは、株と不動産の両方で億り人というKEYさんに教わったテクニックで、あまりぎゅーぎゅうーとやる大家は不動産屋を味方につけられない。それで客付けの意欲が削がれて数ヶ月空き室になれば、ちょっとした節約など吹っ飛ぶ。さっさと決めるに限ります。那須のお土産でも持っていこうかな。不動産と税金の話をよくするようになると、株式投資でもまあまあの人かなと思います。不動産はキャッシュで買える人間はほぼ負けがない。株よりはるかに優位に進められる。ただまとまったお金を株で稼いでこその話です。不動産は借りたお金でやると急に難しくなります。
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じゃあどうやってそのお金を株で稼ぐか、いろんな理屈はあるわけですけど、株式投資というのはどれだけ理屈を並べてもその正しさは結果でしか証明できないという厳然たる一面があります。その結果というのは、どれだけ儲けたいと思ったかに対する達成度であり、暮らし向きに現れるわけです。豊かな暮らしをしたいという希望があるから株式投資をするわけですから。わたしは20年以上株をやってきているわけで、わたしのことを運だけだと思う人もいるかもしれませんけど、でも仮に認めたくなくても結果が出ている以上それは正しかったとしか言いようがないのです。一方自分は知識も経験もあるし人にも教えられるくらいの株の実力があると、自分でそう思っていても、自分で思うところの十分な暮らしを得ていないならそれはなにか間違っていたと言うしかないわけです。あえて正しいとか間違っているという言葉遣いをわかりやすく使いましたけど、本当はそんなものさえないのです。ただただ儲かった儲かってないを言い換えているだけで自分が思うような結果が得られなかった原因を指して、なにか間違っていたと言うだけです。

ここに投資の、それも中長期投資の難しさと言うか、大きな問題点があります。それは自分の間違いに気づきにくいということです。一生気づかない人も多くいる。そして修正することができない。結果からのフィードバックを活かせないからです。ついには手遅れとなります。株価とか運用成績だけ見ていると自分に甘くなる人が多いと思います。例えば毎年20%の利回りで10年間運用するぞという目標を立てたとしましょう。まあこの目標そのものが散々書いているようにクエスチョンなんですけど、それでもその目標でやるとして、一年目に早速15%だったとしましょう。わたしの友人でもそんな人いました。その人は、それをまあまあだと思ってしまったのです。10年間20%で運用するってのは後半の5年間はめちゃくちゃ難しいわけです。逆に最初は楽勝。一年目から躓いているようじゃ、10年後の目標達成という意味ではお先は厳しいとわたしは思いますけど、本人は中長期投資だからじっくりと取り組んで勉強して自分の実力もつけていきたい、だから15%は順調とか言う。まだまだ先の話だからなんとかなるような気がするんでしょう。結局10年たってその人はろくに儲かっていません。20%なんて夢のまた夢でしたが、自分が間違っていたとはいまだに思っていません。順調な時もあったが予想外のトラブルがあったとか言ってます。

わたしの経験をお話すると株価とか資産以外に自分の考えを検証するものさしを用意しました。わたしは企業分析をして投資をする投資家ですから、自分が投資した会社に変化のイメージを持っている。長期目標に対して中期目標を設定する。5年後にいきなり会社が化けることはなくていろいろ変化していくプロセスを設定するわけです。その目標から狂っているか合っているか、企業のレポートで検証していく。それでまずいと思ったら株価は別に下がってなくても売ってしまいます。そうやって三菱自動車なんか売ってしまった。思ったように企業が変わっていかなかったから手放したのです。一度買ったら株価ばかり気にして、決算発表も好材料だとかマイナス材料だとしか見ない人が多いです。今回の決算は5年後の株価大化けに向かって順調に推移しているかどうか? そもそもそういう中間目標さえ持っていないんじゃないでしょうか?企業を見て投資をした以上企業を見続けないといけないのですが、株価ばかり見るようになってしまう。そうすると上に書いたようにプロセスを検証して律していくことができないわけです。
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どんな仕事をしてもなんらかの検証を行いプロセスの改善をしないといけません。株式投資もデイトレなら負け続けたら変えるしかないのです。中長期投資でも同じだと思います。なんらかの検証は必要。長年やるんですから当たり前です。もしそれが運用成績しかないなら、もっと厳しく目標設定して検証することです。何度も言いますけど長期間毎年同じ20%なんて目標が現実的じゃないのです。例えば仮に立てるなら最初の3年は30%、次の3年は20%、そしてその後は10%とか、もしできるなら、それがリアル、真面目に目標立てるべきです。わたしがこういう意味のことをずっと長年書いていてもピンとこない人が多い。大きな理由にまったく間違ったことを教える株の先生とか評論家が多いからです。わかっていない先生と、わかっていて嘘を言っている先生と二種類いますけどね。ということで長期投資を問題点の先送りの言い訳にしないことというお話でした。


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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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