証券会社はあなたの味方ではない

2020年08月07日
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株式投資
普通商売というものは、顧客にメリットを与えその対価を受け取るという形で成立します。だから顧客第一主義などと言って、顧客の利益=会社の利益というWINWINの関係が成立します。しかしそれが成立していない業界もあります。証券業界です。個人投資家の大多数は負けます。90%か95%か、つまり、株などやるメリットがない人がほとんどなのです。全体としてはメリットがないのですけど自分だけは儲かるかもと勝手に思っているお客に金融商品を売りつけて商売をしているのが証券会社です。

その業界自体の成り立ちを考えれば、あまり顧客に共感できるものではありません。そこで働く人たちの多くは個人投資家のことを心の中では「馬鹿な奴だ」と思っています。損することをわざわざやる人間が90%なんです。わたしが個人的に知っている証券会社で働く人間は実際そう言っています。「株なんて危ないもの、お客にしか勧められないぜ」というのはわたしの同級生の名言です。いずれにせよ、顧客というのは負けるものだと、皆思っています。

NISAをやっている個人投資家はとても多いと思います。わたしはやっていません。無税の代わりにいろいろ売買に条件がついてくるのを良しとしないからです。株というのは90%の人が負けるわけですから、勝つのは大変です。だから勝つために差し障りになるようなものはわたしは避けたい。いくら無税と言ったところで、損しては話になりません。

90%が負ける個人投資家のほとんどはNISAを利用するなら、結果として90%のNISA口座は損していると思われます。そういう計算にならざるをえません。そのNISA口座にはいくつも注意しないといけない点があって、例えば損益通算が他の口座とできないとか、他の口座に移す時は移管時点を購入原価とするとか、これをよく確認もしないで口座を開いて、自分が損するとか損しそうだと、そんなの聞いていない、まるで詐欺だ、とかネットで騒ぐ人が時々います。笑ってしまいます。もう何年も前から知られた話なのに。それこそ証券会社から「馬鹿なやつだ。」と笑われるだけです。損するのはご自分だからです。

人間は自分が気にしていないと、仮に説明を聞いても覚えていません。紙をもらってもろくに読まない。よく「同意します」、というところにクリックさせられますけど、これは顧客第一主義の業界であればそれほど神経質になる必要はありませんが、証券会社は顧客の味方ではありませんから油断できません。NISAについてはかなり大きく書いてあるし、注意点は喚起されていますので、勝手にそうだと自分で思い込んだのでしょう。逆にその程度だから株で儲からないのかもしれません。実際NISA口座で塩漬けしてるみたいですから。

株式投資は基本思い込みが強い人は向きません。どんなものにも裏と表があり、良い点悪い点があります。そしていつ変わるかもわからない。それを一面から見て思い込む人は、人の裏をいく株式投資には向かないのです。よくいますよね。例えば〇〇人はみな馬鹿だとか、〇〇大卒だから優秀なはずだとか、プロの言うことだから間違いないだろうとか、何かを一括りにして決めつけるような人。直情的で気の良い人が多いとは思いますので、きっと他のことをなされたら良いのでしょうね。

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そろそろを思っていた舞茸ご飯がもう出てきた
我が家はこう小鉢が並ぶ食事をよく摂ります

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そしてやはり夏はスイカです
スイカを最後に食べるともうお酒も飲まなくて良い気分になるので
気持ちよく終われます


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