ベテランのアドバイスは時として邪魔になる

2020年08月05日
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株式投資
本当に能力があるものにとっては、経験豊富なベテランのアドバイスは時として邪魔になります。経験はそのまま既成概念になりやすい。さらに怪我する前に止めさせようというアドバイスが多い。本田宗一郎氏がいみじくも言われました。経験というのは貴重だがしょせん過去のことである。そのままの言葉かどうか記憶に自信がありませんが、そういう趣旨の発言で、それで氏は部下と衝突したのを機に引退なされました。

わたしも売上ゼロから年少200億円までビジネスを急成長させた旗頭だったわけですが、やはりしばしばベテランとか先輩と衝突しました。ベテランはいくらわたしが順調そうでも、それはたまたまうまく行ってるだけだだといつも否定的でした。もっと成功すると流石に何も言わなくなりました。わたしのような成功の経験がない方でした。つまり経験を積むということは逆に未経験をも積んでしまうのです。一方自分にはできなかったが、ハルトモならやりきるかもと応援してくれた先輩もいました。ベテランと言ってもいろいろですね。

株式投資もそうでした。わたしがまだ株を初めて日が浅い頃、アドバイスしてくれたベテランの方が、ハルトモ君、夢幻を追いかけてはいけない。株は地道にコツコツとやるべきものだよと、自分の経験からそれは親切にアドバイスしてくれました。でもその人たちの言うとおりにしていたら今のわたしはないでしょう。

そのベテランはわたしに言いました。株はギャンブルじゃない、と。どうやらわたしがしていることがギャンブルに見えたようです。赤字の会社一本に突っ込んましたからね。でもわたしは今は赤字でも将来に向けて必死に戦っている会社があって、これはモノになると睨んで、その会社の株を買うことは投資本来のスタイルだと思っていました。まさに会社を応援するです。そして十分な勝算が合って投資しているのですからそれはわたしにとってはギャンブルではありません。その人の既成概念からはギャンブルに見えたというだけなのです。

もうざさんざん試行錯誤して、自分の才覚に結論が出ているかたはもういいのですが、これから株を始めようとか、初めて日が浅い方は、勉強の仕方をよく考えるえべきだと思います。およそベテランのアドバイスも本に書いてあることも、それは既成概念の塊なのです。もちろん参考にすべき点もあるんだろうとは思いますが、およそ盲信はできません。特に自分がなりたいなと思えない人のアドバイスは疑ってちょうど良いと思います。

これは非常に興味深い話なんですけど、株式投資というのはその人の人生観が色濃くでます。例えばいじましい人間は投資もそれにふさわしくいじましいものになるとわたしは思っています。せこい人間の投資はやはりせこくなります。うまくいかないとすぐ人のせいにする人間は株もすぐにひとのせいにします。トランプが馬鹿なことを言うからだとかもその一種かもしれません。トランプがあなたのために喋るわけはありません。勝手に予測する自分が悪いのです。そういうことでもし株の先生を探すなら、その人の人生を見なさいと以前わたしはここでも書きました。どうせ真似をするなら自分が素敵だなと思える人生を歩んでいる人の真似をすることです。(できそうなら)

わたしがこここで書いている時の意識している読者は、ひょっとしてものになる可能性を秘めた自分で物事を考えることができる、その時点ですでに少数派の人です。その少数派でも、諦めて夢を追わなくなってしまう比率が高い。それでこんな文章をもう15年も手を変え品を変えて、いろいろ書いてきているわけです。それがわたしのキーワード、個人的革命です。他にもいろいろ書いています。よろしければブログ内検索でもしてみてください。一方安易に儲ける手法を知りたいとか情報が欲しいとか言う、そんな方には向けては書いておりませんので、そこは勘違いなきように。そういう方にはわたしのとっておきの決り文句、「やめておきなさい。」なんですけどね。

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