質の良いキャシュフローを作れば気持ちは消費に向かう
2020年07月30日

そろそろ梅雨明けみたいだが
それにしてもよく降る
世の中見渡すと消費優先の人と蓄財優先の人と、どちらかが色濃く出る気がします。蓄財優先の人は将来が不安で仕方がないのかもしれません。確かに現在と未来の大きな差がそこです。今はわかるけど将来はわからない。わたしは将来への不安を払拭するために、蓄財そのものよりキャッシュフローを形成することに腐心しました。株で儲けたからと言って調子に乗ってすぐに辞めたりしないで(会社も楽しかったし)会社の終身年金の権利が取れるまで勤め上げました。退職金も一括でもらわずに100%年金を選択しました。どっちが得かという議論はありますけど、わたしの関心は、安寧あるキャシュフローを作ることでしたから迷わず年金100%です。キャッシュなら持ってましたしね。
また主要駅に近い分譲マンションを買って家賃収入を作りました。ただ不動産は出口が難しいので、あくまでもいつでも売れるような優良物件です。利回りなんかよりも物件の強さを優先しました。貸せるかな?なんて心配する必要がない、主要駅から近い70平米以上の知られたブランドで管理が行き届いた分譲マンションです。わたしは法人契約でしか貸したことがありません。不動産投資家では利回りが低くて手がだせませんが、わたしは現金で買うのでその分有利です。そういうのがいくつかあるだけで公的年金に匹敵するキャッシュフローが確保できます。
円より利回りのよい外貨を円高のところで仕込みました。ただ為替差益はあまり気にしません。どうせもとは株の利益です。元本はいつまでもずっとそのまま置いておけばいいのです。ただ利子だけは毎年入ってくる。それがいいのです。いくらか上下もしたりしますが、ずっと入る安心感は年金以上です。そんな大金でもないですが、生活以上に気持ちの支えになります。ヘッジもなりますし、ひょっとして日本がおかしくなった時の保険にもなります。
企業年金と家賃収入と外貨の利子、総じて言えるのは、ただキャッシュフローを作れば良いのではなく、なにかと心配しないで済む盤石のキャッシュフローを作るということです。(心配がゼロではありませんが気にしても仕方ない) 決して利回りだけを追い求めないのです。これらを公的年金と組み合わせることで、一応将来はどれだけ生きても大丈夫そうだなと思えると、消費への気持ちも明るくなります。年金はどうなるかわからないとか言う人もいますけど、やはりあるとないとでは全然違います。なんだかんだでもうじき出ます。わたしは倹約家ではありません。けっこう使います。人生を楽しむために稼いだのです。
この25年ほどを振り返ると、車は10台買いました。だいたい外車で二台持ちです。旅行はものすごく行きます。海外も多い。さらにゴルフはわたしで年間100ラウンドから120ラウンド、カミさんが50ラウンドくらい。さらに乗馬もスキーも家族でずいぶんやりました。これらの娯楽費で年間どれだけ使ったか?計算できません。1億なんかではすまないと思います。けっこう使いましたがその分家族で楽しかったです。思い出がたくさん残りました。贅沢は好みませんけどたくさん遊びます。贅沢をしたからと言って思い出の質量は増えないと思います。
会社も54歳で自己都合退職しました。それで児童養護施設に行ったわけですが、これもある意味お金の使い方と言える気がします。おとなしく会社づとめをしていても、あるいは転職しても、たぶん今でもそこそこの給料で働いていられたと思いますけど、そのお金を捨てて児童養護施設に行ったわけです。わたしは一億円寄付するよりも4年間児童養護施設で働くほうが価値があったと思っています。これも貴重な思い出と、そして若い友人とを得ることができました。
あくまでも考え方ですけど、わたしは今まで遊びとか車とか美味しいものを食べるとかに使ったお金と子どもの教育費と何軒かの家は株で儲けた金を使ったと思うようにしています。サラリーマンとしてコツコツ積み上げたお金はそのまま温存されていると思っています。株の儲けもまだだいぶ残ってますけど、サラリーマンで長らく働いたお金がそのまま残っているということで、なんかとてもいい気持ちです。働いた甲斐がありました。長年働いたお金がどこかに消えてしまったというのは気分がよくなさそうです。その長年積み上げたお金を大切に使ってこれから生きていきたいと思っています。もう一儲けしようというのは贅沢な望みですね。使わないお金はむしろ邪魔だと言えるくらいの境地になりたいものですけど、さすがにそこまでは行ってないです。でもいいところまで来てますよ。株を儲けて止められる人がいないところを見ると。
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