<株> 手法で儲かるのか?

2020年07月24日
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株式投資
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玄関先の鉢が満開

自分がブログを開いたのは2005年でその数年前から株関係の掲示板とか見ていたから、およそ20年株式投資の手法についてそれこそたくさんの議論を目にしてきた。手法を探し求めて徘徊する人間もたくさんいる。自分の手法こそ一番であると主張するものもいる。そんなやり方では儲かるわけがないと他人の手法を批判する人間もいる。自分がろくに儲けてもいないのに教えたがる人間もたくさんいる。

数限りなく論争というレベルに達しない言い合いが繰り返されて、そういうやり取りの中で少なくとも20年以上生き残ってそれなりの実績を上げている人間の中では、すでに暗黙のコンセンサスがある。それは手法で儲けるのではないということである。手法が儲けるのではなく人が儲けるのである。どんな手法にも少数の勝者と大多数の敗者がいる。

だがこの感覚はいわゆる日本の学校教育に飼いならされた人間が株を始めた時に馴染まない。なんでも人から教わって教わった通りにやると褒められることに慣れている人間にすると、やり方なんてなんでもいいのだと言われると、即拒否反応を示すしかない。どうしていいかわからないからだ。スポーツだってなんだってみんな基礎があってそれを習得するから上達するものだと思いこんでいる。株というのは習い事と大きく違う点は、それは5%ほどしか自分が納得する結果を得られないということである。どんな手法を取ったところで大多数は負けるのである。「わたしの言う手法通りにやればみなさん儲かりますよ。」と言う人間は数多いけど、すくなくとも有史以来、みんなで儲かるを実現した試しをわたしは知らない。

そういうことで、いつになっても手法探しをする人間はいくらでもいることになる。新規参入者は手法探しから入ると言えるくらい。自分にあった手法を見つけたいとかよく言うやつである。手法がまったく意味がないなんて言っているわけではない。それは手法の勉強もいいだろうと思う。わたしは手法の勉強はしなかったけど企業研究はとことんやった。だが勝者と敗者を分ける決定的な要因は手法ではないのである。

まずその決定的要因を抑えてから、つまりゲームの構造の本質を捉えるということなんだけど、これにコンサーンが行く人間がほとんどいない。わたしのブログにはその点が満載なんだけど、わからない人間にはただのポエムで価値がないということになる。かなりのベテランで知識で頭がいっぱいな人間ほど理解できない。逆に自慢話しだけが目についてしまう。自慢している意味とかも考えない。

それでもたぶん日本でもっとも古いブロガーとして大量に書いてきて、けっこうな読者がついている。どれだけ私の言っていることがわかっているかわからないけど、別にわかってほしいとも思っていない。面白く読んで貰えれば、後はご自由にである。けっこうこれはわたしなりのテーマである。一応ブロガーという物書きの端くれとして、自分が思うところを主張しつつも、それ以上に読んで面白いものでないと書いている意味はないとわたしは思っている。だいたいわたしごときの主張なんてどうでもよいのである。

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