三保の松原で静岡おでん

2020年07月18日
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旅を楽しむコツ

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三保の松原の海岸沿いにある
松見屋というお店
子どもの頃食べた静岡おでんそのものだった

さいたまから那須まで160キロあるけど、国道4号線で3時間ほどで着く。さいたまから郷里の清水まで180キロである。ところが高速で行くと往復9000円もかかる。この9000円は家族で行くならなんとも思わないけど、今回は一人で帰郷することを考えると甘受しがたい。どうせ暇だし、体力は余っているんだからと一般道で行ってみることにした。新大宮バイパスから環八に入る。環八から東名に入らず玉川通り、つまり国道246を走る。ずっと246でもいいのだけど、厚木から小田原厚木道路に入らず、その側道を走る。途中で左折して大磯に出て、西湘バイパス ここは高速道路のようだけど190円で小田原へ、そこから箱根新道(無料)で箱根を越えて、あとは国道1号線のバイパス。まったく眠くならない。何度も何度も走った道で思い出が蘇る。ほとんど休みなしで5時間で清水まで到着。結局都内を抜けるぶんだけ時間がかかった。

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目的はお盆の墓参。年に4回必ず行っているけど、カミさんとか家族と一緒が2回で、2回はわたし一人で行っている。それでどこか立ち寄ったり、あるいは幼なじみに会ったり。たまたま幼なじみが時間があると言うので、それで何か食べようと、それで昔懐かしい、静岡おでんを食べようと。ところが昔行った店はどこもやってない。だいたい学校のそばにおでん屋があったものなんだけど、今の子はおでんは食べないのかな? でも一軒見つけた。でもお持ち帰りだけなんだと。それでいろいろ調べると三保のお店がやっているということで、数キロ走って行ってみた。

三保の松原は観光客の来るお店だけど、おでんは静岡人好みで食べているのは我々だけだった。量も多くて8本で十分。幼なじみは9本。二人で1700円B級グルメだけど、満足感は高い。思い出が蘇ってくる。悪ガキで食べたおでんをよくちょろまかしていた。でもおでん屋のおばさんはいつも見逃してくれていた。うちが貧乏だって知っていたかも。田舎は知らないおばさんが意外と自分のことを知っていたりで驚くことがあった。それが田舎だ。

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おでんを食べた後に、昔住んでいた市営アパートの前を通った。児童養護施設を出て、親父としげちゃんとわたしの3人が住んでいた。市ではもっとも所得制限の厳しい、安いアパートだと親父が自慢していた。つまり町1番の貧乏人でないと入れないアパート。家賃は覚えていない。数年前まではまだ人が住んでいたと思ったが今は閉鎖されていた。たぶん取り壊されるんだろう。

幼少の時に、同じ清水で400坪のお屋敷に住んでいた。そこからお抱えの運転手が幼稚園に送迎してくれた。おじいちゃんの会社が倒産してその屋敷は人手にわたり、そんでいろいろあって静岡の児童養護施設に入って、それで久々に清水に戻ったら、このボロアパートで風呂室内になく共同だった。前のお屋敷には住み込みのお手伝いさんの部屋があったが、その部屋の方が綺麗だったな。今となってはみんな懐かしい。

一旦アップします。続きはまた。


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