半沢直樹
2013年07月14日
半沢直樹というサラリーマンドラマが話題らしい
最近はずいぶん長い予告編をやる
それがテレビで流れている
銀行員で5億円の融資が焦げ付いて
それで責任を取る取らない
謝る謝らない、土下座するとか
そんな言葉が飛び交っている
わたしも長いことサラリーマンをやったが
サラリーマンの責任と言う言葉はいつもずいぶん軽いものだった
自分で商売をしている人間から見ればお遊びである
でもそれがサラリーマンである
でなきゃ、逆に馬鹿馬鹿しくてやってられない
歌舞伎を悪く言うわけではないが
歌舞伎がかった馬鹿馬鹿しさというのがサラリーマンにはあった
で、サラリーマンてのはけっこう気前よく
責任という言葉を使う
俺が責任を取るとか
お前には責任を取らせるぞとか
でも30年以上サラリーマンをやって
見事に責任を取ったとったという人間は一度も見なかった
(取らされたというのは時々みたが、何たいしたことない)
普通にわたしが考えると
5億円損失を出したら身銭で5億円払うのが
責任を取ったということだ
でも滅多なことではそんなこと求められもしない
せいぜい会社をクビになる程度では軽い軽い
だから
いつクビになっても、それでも構わんくらい思っていたわたしからすると
怖い物なんてものないと思っていたな
わたしはおじいちゃんのケースからよく学んでいた
わたしはタイプとしては自分でやるというほうだ
人に仕えたりするタイプではない
でも自分で商売をする気はまったくなかった
商売をして仮に成功しても
どうやって、収束して勝ち逃げするか?
これは極めて難しい
ハイ、辞めますとはいかない
続けていれば、
なんかの拍子で会社が傾く可能性はある
一方サラリーマンは辞めたらそこまで
気楽なもんだ
それにわたしはずっとサラリーマンをやる気はもともとなかった
結果として営業が向いていて、そんで
わたしみない人間でも好き勝手やれる環境があったので
30年以上やってしまった
わたしが将来なりたい職業というのは今も昔もずっと夢で
かわってなくて
それは、一人でやる仕事だ
また人と争う仕事でもない
今もその準備をしているというつもりで働いている
今日は期日前投票に行ってきた
なんとなく結果が見えてる選挙だが
選挙というと
そのたびに
今回の選挙は重要な意味がある、明日の将来を決める大事な選挙だ
こういうことをいう評論家やキャスターが実に多い
では、重要でない選挙がいったいいつあったのか?
と聞いてやりたい。いつも同じことを言っている
今回の選挙が特別大切なのではなく
選挙はいつでも大切で、それは変わらないのだ
今回の選挙は前回、前回と同じく
いつものように大切な選挙です
そう言えばいいのだ
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