一種の自然保護地区
川沿いにずっと自転車道が整備されている
そのまま荒川に繋がり、そして海までたどり着く
信号なしで滑走できる
車で行くより早い
株式投資をしていて、この川沿いの自転車道を下るという感覚がある。ゆっくりのんびりと走ってもいいし、強めに踏み込んでもいい。蛇行したり水門もあり決して川は真っ直ぐではない。だけどただただ走っていけば川はいつか海につながる。この安心感である。川を船で下っても良いのかもしれない。あいにく船は持っていないけど。最後そこに行くという確信があれば、道中は楽しもうという気持ちになれる。これがこの道はどこに行くんだ?と疑心暗鬼になれば、右にも左にもあるいはユーターンさえしたくなる。株式投資ではそういう勝負をわたしはしない。
迷路を必ず抜ける方法というのがある。右手でも左手でもいいけど、壁に片手をつけてひたすら歩く。かなり長い道程にはなるけど必ず出口に到達する。確信があるからどんどんと早足でいける。なんなら走っても構わない。結果難しい迷路ほど早く出られる可能性もある。少なくとも出られないということはない。これも株式投資につながる感覚である。
株式投資をする時に、赤字で無配の会社はハナから投資対象に考えない人が多い、というかほとんどである。少数派になるのが株式投資で勝者になることだ、などと頭では理解していても、赤字で無配の会社には手が出せない。それこそ少数になれるのに。その会社が川を下るように必ず海に繋がる道を進んでいるなら、むしろ狙い目である。時間の問題はあるが必ずそこに行く。多くの人が尻込みをするのはその道筋が見えていないからである。皆が見えてないのに自分が見えているとしたら、それはとても望ましい状態である。
わたしが過去に手掛けた銘柄は、ボッシュ、太平洋工業、デンソー、日信工業、トヨタ、の5社だけである。一社で何度か売り買いを入れるけど、20年でこの5社以外勝負したことがない。もちろん5社に決めているわけではない。ウォッチしている銘柄はもっと多いが機会に恵まれなかっただけである。
この5社のうち、やはりボッシュとトヨタの勝負が思い出深い大きな勝負だったけど、ボッシュは完全赤字無配の会社に一点集中で有り金突っ込んだ。リーマンショックの時にトヨタは赤字に転落した。わたしはリーマンショックの時一点集中でトヨタで勝負した。結局そのふたつが一番儲かった。人が右往左往している時に悠然と川を下る感覚で勝負するのは痛快である。
自転車道を走りながらそんなことを考えていたら、自然と笑いがこみ上げてくる。ますます気分良く滑走できる。雨が降りそうな雲行きなので途中で引き返した。あくまでも例え話で本当に海にはいかず自宅に帰る。(以前夫婦で行ったことはある。)おいしい夕食が待っている。
最近は娘がよく夕食を作ってくれる
こんなのステイホームなったおかげだ
世間はどうあれ
良いことしか起きない
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