なんでもネットで調べられる時代だからこそ注意
2020年03月13日
今の時代はネットでたいていのことは調べられる。ネットから仕入れた知識で簡単に講釈を垂れることができる。まあそれなりの理解力も最低限必要だから、やらない人からみれば随分と詳しい人だなって簡単に尊敬を集めて信者が群がったりする。だがこと投資について言えば専門家の話だって素直に聞けないものを、どこぞのド素人がネットで調べた情報なんかを自分の投資判断の材料にしてはダメである。いわゆる負け組が群がるブログってのがある。相場付きが大人しい間は何を言ってもそんなに害はないけどこうやって荒れてくると動揺している投資家は自分に都合の良い情報を重視して踊らされる羽目になりやすい。
先日在庫調整についての記事を書いた。米系の半導体大手で実際、事業部の営業とマーケティングの責任者をしていた実体験に基づいて自分の言葉で書いた。ところがわたしと似たようなことを書きながらまったく逆の結論を安易に書き込んでいるブロガーもいる。ネットでマーケティングとか生産調整とか在庫調整とか、さらに半導体とか自動車とか、検索のキーワードを入れるともっともらしい資料が出てくる。その資料自体は誤りではないけど、まともに読み解く能力がないのに、言葉だけは偉そうに書いてある。間違いなく専門家ではない。それで結論は逆になる。知らない人間が見たらわたしが言っていることとどっちがまともか判断できないだろう。それでかたや大儲け方や大損となれば酷い差である。
どうしても参考にしたいと言うなら、5年10年と長く書いている人は信頼がおけることが多い。過去記事を読んでも良い。さらに経歴をある程度公開して自分がどれだけの人間かオープンにしている人間が良い。それと読者の質も気にしたほうが良い。簡単に答えをもらおうとしている読者が多いブログはそれなりの質であることが多い。そんな事を思います。
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