過去とそっくり同じになんかなりっこないが、、、
2020年02月29日

ちょっとした暴落では今まで株に縁のなかった人が新規で口座開設なんてしない。これだけニュースで騒がれて、今こそチャンスだと乗り込んでくる。希望に胸踊らせて、できれば一山当てたいものだと。だが今ここで慌てて口座開設に押しよせる初心者が皆ウハウハと儲かると思われるか?
リーマンショックの時には新規開設の個人が取引開始になるあたりで、株価はいったん半分くらい戻した。底を打ったぞ!ここから上昇基調だの声もあがる。新規の個人も買いで入った。だが株価は再び下落を始めて奈落の底へと落ちていく。ほとんどの新規個人はやられただろう。リーマンショックの時に大儲けした新規の初心者さんなんて聞いたことありますかね?
さてリーマンショックのことを思い出すのは構わないと思う。だけど過去とそっくり同じような動きをするなどとはわたしは考えない。いろんなイベントが起きると過去の似たようなケースを持ち出して、同じ動きをするのではないかと簡単に言う人たちがいる。まあ過去の歴史だから参考にはなる。学ぶべき点もある。だが学んじゃいけない点もあるはずだ。過去とそっくり同じになんかなりっこない。それをどうやって切り分ける? 結局間違いないなと言えることを丁寧に拾い上げて対処していくしかないとわたしは考える。
まず言えそうのは暴落でチャンスだと繰り出した個人の新規はほとんど負けるだろうということ。少なくとも彼らと一緒の時期に買うべきではないということである。愚かな大衆と行動を一緒にしないのが勝ち組であるから。結果はどうなろうが少なくとも勝ち組は負け組と同じ行動をしないというのは、間違いなく言えるのであるからそれに従っておけば良い。見ている分には損はないのだ。
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