心に太陽を持て
2020年02月19日
美ヶ原から見たサンライズ@2017
なんでそんなに気分を上下させるのかと言うと、結局出口が見えていないのでしょう。わたしは例えば千円で買ったとして買った時に2千円で売るとかもう決めてしまいます。変わることもありますがそれも理由があります。そんな大きく変わりません。
いつ売るかは流れ次第ですが二千円という売価は変わりません。つまり道中は関係ないのです。それくらい根拠と自信を持って買っていれば、どうせ実現利益には関係ない含み損益で一喜一憂することなど時間と気分の無駄です。
それはあんたは資産があるからだとか思うなら間違いです。わたしは生まれて初めて買った株で満玉勝負しましたけど、1日で自分のサラリーマンとしての年収くらい上下するようになりました。わたしはわりと高給取りでしたけど、その年収以上に1日で動くんです。普通の人なら感覚おかしくなるかもしれません。
それでどう思うか?儲かった損したじゃないんです。売る時が近づいたなとか少し遠のいたなとか思うんです。だって売る値段は決まってますから損も得もなにもないです。ただ上がっていくと、ああ売り時に近づいているなって思うのです。
この損した得したという量的な感覚じゃなくて、出口に近く遠のくという時間的な感覚、これがよろしいんじゃないかとわたしは思います。つまり勝負というのは常に明確に出口を見据えてそれで気分で出口を変えるものではないということです。逆に目標価格に達したら潔く売ることです。もっともっとと思う気持ちがあっても、目標に忠実にあるべきとわたしは考えます。
わたしはブロガーではあまりみかけませんけど、完全勝利を確定した人間です。それは人間ですからもっとお金があってもそれは邪魔じゃありません。もっと儲けても別にいいのですが、それにも天命というか流れと言うか、やはりお天道さまから見て、お前言っていることとやっていること違うな、みっとねえじゃねえか、と笑われるようなことはしたくないのです。
目標を当たり前のように変える人もいます。ゲーム感覚でしょうか?もっともっとと目標をあげる、わたしから見ればなんのための目標だったのか?って思います。例えば年収500万円、生活は苦しい。もし700万円あればどんなに楽だろうか?そう思います。でもいざ700万円になった時は、また別の景色が見えてきます。その景色の中では700万円じゃ足りないのです。それで1000万円が目標となる。それが実現しないとついてないとか勝手に思う。
貯金だって同じです。貯金が5000万円あれば安心だなと思っていても、実際5000万円ができるころには生活感も変わってきて5000万円じゃ足らないと思うようになります。人間というのはそういう生き物です。このあたりはお天道様に相談したら良いと思います。自分の中にお天道さま。言うなら、心に太陽を持て、です。
心に太陽を持て、これは作家山本有三の言葉です。実際は訳詞だけど山本有三が意訳したと思います。わたしの好きな言葉です。彼の人生も好きです。わたしが上に書いたお天道様と意味が違うと思われるかもしれませんが、そうではありません。どんな苦しい境遇でも明るい未来を信じて、心に太陽を持って生きる、そして実人生に太陽の光がさしたなら、その太陽に感謝して、太陽の意に従うことです。だからこその太陽です。自分の都合で勝手に太陽のおかわりをしちゃいかんと、わたしはそう考えるのです。
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