暴落時どこで買いをいれるか?
2020年01月28日
では一体どこから買い出せば良いのか?わたしなりには決め方はあってここで何度も書いています。株価なんていくら見ていても底はわからない。ただ市場で最後の買い手になれば良いのです。それと相当ゆとりある資金管理。この二つです。
最後の買い手になるとはどういう意味かと言うと、自分で知り合いとかネットのブロガーとかあるいはテレビ新聞の報道とかアンテナを立てて、まだ元気よく買っている連中がいるなと感じるうちは買ってはいけません。そのあたりの腕自慢がチャンスだと繰り出すのはジッと見ているのです。それで確かに底で上昇に転じるかもしれません。その時は仕方ありません。別に損するわけじゃない。でもさらに下げが加速すると、そのうち元気に買うなどと言う連中が見あたらなくなってきます。そうなったらそろそろ出番が近いです。そして市場が悲観一色になる時こそ出番です。そういう時はもう迷いはありません。とてもわかりやすいです。もちろん最後の買い手になっても売り手優勢でまだまだ下がるかもしれませんが、市場で自分より安く買っている人間は他にいないならまず負けることはありません。上昇に転じた時に一番安く買っている人間が有利に決まっています。
次に資金管理です。まあざっくり言うと自分が出動した時点から半値に下がったところで現金比率が50%くらいにしておけば良いかと思います。わたしはリーマンショックの時にトヨタが3000円を切ったあたりから買い出しました。リーマンショックの前は現金比率100%でした。それでもトヨタが1000円くらいまで下がっても良いような買い方というイメージです。3000円でエントリーしても1500円になった時に50%まだ現金を持っているということです。実際は2500円くらいまでしか下がりませんでしたからぜいぜい全資金の4分の1を繰り出したくらいで底を打ちました。これくらいならどこまで下がっても怖くないです。
実際には底が複数回あって急騰しました。二週間で40%上がった、そこで一旦全株売ってそこからまた3000円を切ったところから買い下がり、最終的に6000円ほどで売ったので資金は大きく増えました。当時のブログに書いてましたけど日経平均が1円になっても耐えられるなんて言ってました。日経平均が1円になったら日本を買い占められたと思いますがそこまでなかった。つまりそれくらいの余裕を持ってエントリーしたということです。わたしの場合はもう儲けなくてもよいわけですので、どこが底だとか迷うくらいならエントリーしません。
もちろん今のわたしはこうだというだけで、最初に勝負したボッシュからその後しばらくなどは全く違う戦い方をしたわけです。いつも同じ闘い方をするのは逆におかしいです。自分の置かれた環境と自分自身の状況で闘い方は全く変わるべきものです。よく毎年20%の利回りで資金を運用して、いずれ一億円なんて言う人がいますが、間違っています。資金が増えるにしたがって闘い方は変わるべきなんです。むしろ1000万円は2000万円3000万円にするくらいの気概で、それが一億円近くになったら利回りは5%か10%で十分なはずなんです。それで目標達成したらちゃんと勝ち逃げすることです。そのための目標じゃなかったんですか? こういう当たり前のことをあまり言う人がいないというのは本当にわたしには不思議です。それとも当たり前じゃないですか? 非論理的ですかね?わたしは。
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