凡夫は言葉に応じ賢者は人に応ずる
2019年12月19日
スキーチューンショップにようやく板を取りに行った
師匠おすすめの上級者仕様で14300円
さらにおすすめのワックスを2個買った
ヒロシ君御用達のネットチューンとどう違うか?
楽しみである
那須のリゾマンは浴室が納戸代わりになっている
そこからスキーの道具を出してきて
使える状態に並べ直す
冬の間はスキーから帰ってくるとグローブなどいろいろ乾かすので
ちょっと合宿所ぽくなる
それも一興である
初滑りはすぐである
スキーとかゴルフとか乗馬は先生について教わっている。わたしは素直な生徒である。スポーツの場合は基本というのが確立しているので上級者から教わるべきだと思う。だからと言って人生なんでもかんでも教われば幸せになれるもんじゃない。株でも不動産でも基本はあるけど、その基本を十分身につけていると思われるベテランや上級者もよく負ける。
これはそれほど驚くような話じゃなくて、競輪とか競馬を人に教わるままに勝てますか? 予想屋の言うことを聞いて勝てますか?というのと似たような話である。基本勝てるようなもんじゃないのである。それは本を読んでも同じこと。いくらたくさん株の本を読んだところで勝てるようにはならないだろう。わたしは誰にも教わってないし一冊も読んでないのでわからないけど、ただわたしのような人間もいるということである。誰にも学ばずに誰にもできないやり方で見事なんでもうまく行く。
この世の多くの人は、スポーツと株式投資を含めた勝負事との本質的な違いがわかっていないのである。言うならゲームの構造を俯瞰する能力である。これについてはさんざん書いてきているけどわからない人間には何度言ってもわからない。個人戦の戦場にきて本当の意味での仲間なんてどこにもいないなんて書くと、わたしはそうは思いませんと胸を張って反論される。相場はギャンブルですなどと言うと、相場はギャンブルとは違いますとしたり顔で反論される。だいたいギャンブルの本質知りもせんのに。まあ将棋で言うと5級が五段に意見をする。ゴルフならハンデ18がハンデゼロに講釈する。
「凡夫は言葉に応じ賢者は人に応ずる。」という言葉がある。凡夫は権威から刷り込まれた既成概念に縛られているから、まっさらな頭で一から物事を考えることができない。自分が得た刷り込みと違う言葉を聞くと拒否反応を示す。相手が凄い人だと思わないかあるいは知らなければ、その人自体を否定する。なぜこの人はこういう言い方をするのであろうか? その人を知りそしてその言葉の裏にある意味を自分を横において探ろうとは思わない。なぜなら自分を一旦横においても自分という軸がある人間はすぐに自分に戻れるが、自分の軸を刷り込みによって得ていると戻る場所がわからなくなってしまうからである。
特にネットでのやりとりなど相手が直接見えないだけに言葉ばかりが踊る羽目になる。ネットでも本でも、相場観や見通しなどいろいろ調べ回るけど、結局自分がすっと良いと、そう思えるものしか凡夫は受け入れることができない。言葉に反応している限りは同じところで堂々めぐりである。
さて表題の「凡夫は言葉に反応し賢者は人に反応する。」これは誰の言葉であろうか? 私である。わたしが何年も前にここで書いている。(すっかり表現は同じじゃないけど、それと似たような言い回しはこの世できっとあるんだとは思うが少なくともわたしは自分で考えた)
ネットなど、どこかから言葉を引っ張ってくるブロガーがとても多いけど、わたしはあまりしない人間である。引用するならすっと身を引いて引用すべきだと思う。偉い人の言葉を引用した上で、自分の主張を大きく乗せるのはわたしは格好悪いと思うのである。なぜなら言葉より人を見るからである。
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