木の文明、石の文明

2019年12月01日
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旅を楽しむコツ
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受験で世界史も受けたんだけど、世界史の1番の問題点は、地域によるけど地名とか名前が覚えにくいってことだ。カンボジアなんて最悪だ。「802年頃ジャヤーヴァルマン二世がシャイレーンドラ朝から独立してプノンクーレンでクメール王朝の建国を宣言。首都はハリハラーラヤ。その後ヤシャバルマン1世がヤシャドラプラに遷都。」どうやって覚えるんだ?クメール王朝は802年頃建国されたとしか覚えられない。この界隈はシャムとかタイとかいろいろ出てきてだいたいこんな調子だから、東南アジアの歴史は配点も低くて出ないことも多いし捨てるって受験生は多かった記憶がある。わたしも捨てた。出たかどうかは覚えていない。

カンボジアのシェムリアップに行く予定があるんで、今カンボジアの歴史を少し読んでいるんだけど、これは名前とか地名を覚える必要がないと思って読むと、けっこう面白い。特にヒンズー教と仏教の融合とか王政との関係は興味深く、それが現在の遺跡のありようにも現れているようだ。ヒンズー寺院を改装して中に仏像を置いて仏教寺院に改装したり、逆に仏像を運び出して捨てちゃったりもあったみたい。まあ基本は別々なんで仲良くやってた時期もあるようだ。時の王政で変わったみたい。それとアンコールワットてのは城塞の作りなんで、ポルポト派が基地に使っていたらしい。それで傷みが進んだらしい。ポルポトの本部はどこにあったんだろう? これは一応現地での宿題である。

カンボジアというと近世になると新聞報道とか雑誌などで報じられることがぐっと多くなって日本人でもなじみのある人名がたくさん出てくる。ポルポトもそうだし、シハヌーク殿下、ロンロル、ヘンサムリン、フンセン、なんて、誰が何したか知らなくても名前は知っているって人は多いと思う。わたしはCIAの活動とかベトナム戦争とか冷戦などに興味があって、カンボジアはベトナム戦争のサイドストーリーみたいな感じでいろいろ調べた記憶がある。

国際情勢と言うと、落合信彦氏の本はけっこう読んだ。手短にまとめられていてわかりやすかった。書いてある内容については、正直ほんまかいなって思うことも多かったけど、そうだろうなと思える部分もたくさんあって、何より面白かった。ただ氏の著作は初期の頃はかなり面白いけど、新刊がでるたびにだんだん面白く思わなくなってそれで読まなくなった。

氏については捏造記事だとかいろんな批判があるようだけど、何と比べるのかということだと思う。日本の新聞のいい加減さ程度かそれ以上正確だという気はわたしはする。日本人は新聞社とか大手出版社、またテレビなどの言うことは、簡単に真に受けて信じ込んでしまうくせに、どこの馬の骨かわからんとなると、うさんくさそうだとか急に信じない傾向がある。読んでその内容から自分で判断するという習慣がないからだと思う。

脱線した。歴史が好きな人は旅好きになると思う。本を読んだりして勉強すれば現地に行きたくなるのは当然だ。逆に旅をより良くするために歴史を学ぶという面もあると思う。そういうことでもう少しクメール王朝について調べようと思う。

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三日間日本語の運転手兼ガイド付きの車をチャーターした。この旅程に加えてオプションでナイトマーケットとそれと伝統ダンスディナーも入れた。メジャーな遺跡は観光客も多いだろうしガイドについて効率的にかつおいしいところをいただいて、それであまり混んでないと思われるマイナーな遺跡は他の日に自力で行こうかと思っている。自力と言ってもホテルで車を頼んで往復するんだけど。ただ現地でガイドと相談していくらか変えてもいいかなと思っている。チャーターなんで自由にできる。

丸々五日間シェムリアップにいて、三日は遺跡周り、二日ほどはホテルと近場でのんびりというプランだ。しかし調べて驚いたけど、なんであんなに寺院があるのかというくらいたくさんある。シェムリアップ近郊だけで600ほどあるそうだ。それがほとんど数百年放置されて、日本みたいな綺麗なものはひとつもない。その分歴史の流れを楽しむということらしいが、たぶん日本だと復元しちゃうよね。コンクリート造りの城がたくさんあるのが日本だ。金があるからてのもあるんだろうけど、燃えちゃったてのも大きい。日本は石垣が残るくらいで基本は木の文明なんだよね。その点石の文明というのは物理的に歴史に耐える力があるってことか。まあアンコールワットが石でよかった。木だったらあとかたもないだろうね。


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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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