コーエン兄弟のバスターのバラードがNETFLIXでもう配信されている。コーエン兄弟はタランティーノ監督と並ぶ天才だと思うけど、最近なんか作風が似てきた気がする。どっちも最近西部劇が多いけど、多分アメリカのあの時代は日本で言う戦国時代と同じ感覚じゃないのかなって思う。エキサイティングでなんでもありで悪い奴が輝いて、なんか明るくてコミカルで。マフィアとかギャング映画とはだいぶノリが違う。
鮨くらい値段に差がある食べ物はないんじゃないだろうか? 100円回転寿司なら10皿食べても1000円。それに対してミシュランの星付きで流石におまかせで4万円台はなさそうだけど3万いくらなんて当たり前である。つまり同じ鮨という名前で括られるけど値段は20倍30倍違う。家族で数千円で賑やかに食べる回転寿司はこれは庶民の幸せの一光景でわたしはこれをバカにする気は起きない。100円寿司そのものはバカにしたい気持ちはあるけど、それを喜んで食べる人たちはたぶん100円寿司をバカにされると自分がバカにされた気になると思う。でもよく調べた上で納得して食べた方が良いとは思う。元はどんな魚でどこから来ているか。わたしは中国産の鰻も食べないけど理由は味以上に安全性である。(全部危ないと言っているわけじゃないです。自分で納得できないという意味です。)やはり100円というのはいろいろ無理があると思う。
多少調べているか知っているかで100円寿司は行かないという人もけっこういると思う。それでまあ普通の鮨屋に行くとして、どうだろう? 庶民感覚として一人前でいくらくらいがまあいいかなと思える金額ですかね? 私が予想するには庶民は一人前3000円とか4000円は出せても5000円はキツいと思う。でも3、4千円の寿司は食べても、おーとか感動することはない。まあ寿司だなというところで、まあ回転寿司と変わらないと感じると思う。だったら回転寿司でいいやと思うのもわかる。
でも庶民感覚の倍出して、7千円8千円くらいになるとぐっと違う料理になってくる感覚がわたしにはある。まあちょっと飲んでつまみも取って、1万円くらいのお店。これくらいだとさいたまではかなりいい感じの店になってくる。これが東京のいい場所に行けばたぶん2−3割か下手すりゃもっと上がるとは思うけど。わたしとしてはそういうことでまあ夫婦で寿司でも食べようかとか、友人が訪ねてきて寿司でも食おうかと言うならだいたい一人1万円くらいの予算の店が良いと思う。それくらいの店ならわたしでも店が覚えてくれるくらいには行けると思うし、満足感もそれなりにある。
じゃあ2万円3万円の寿司はどうなんだろう? まず1万円の店と何が違か知らないけど味以外の面で上がっている部分は大きいのかなと想像している。名店の格を考えると絶対に間違いは許されないとなってコストは上がる気がする。もちろん味も違うのかもしれない。きっとわたしではわからないと思うのと、仮にわかったとしてそれでもし感動とかしたら1万円の鮨屋がつまらなくなってしまう気がする。庶民の倍も出しているのにケチをつけたくなるのは幸せなんだろうか?わたしは知らない方が幸せだと思う。食べたいときにすっと食える金額じゃないのだから、それだけで間尺に合わないと諦めた方が良いとわたしは思う。だいたいこの寿司は3万円だって言われたらそれだけで緊張して楽しめない気がする。まあどんな料理でも庶民感覚の倍も出したらかなりいい感じのものが食べられると思うし、それくらいならたまに庶民だって食べる。そうすると誰とでも話もあう。それがわたしの身の丈かな? 十分豊かだろう。
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