都会で鮨をいただく意味

2019年11月26日

最寄り駅はレストラン激戦区で、埼玉県でトップクラスというお店も多い。特に多いのはイタリアンと鮨。そんな激戦区で鮨屋が開業するなんてのはなかなかないのだけど、今年新しい店がオープンした。わりと粋な感じがして気にはなっていたんだけど、訪れる機会はなくて、それで娘のちょっとしたお祝いで娘にしては珍しくお鮨が食べたいというので行って見ることにした。一昨日鰻を食したばかりで、今度は鮨で、こんな暮らしをしていたら老後２０００万円では到底足りないね。それにしても住んでいる家のそばに美味しいお店がたくさんあるってのはこれは豊かなだなって思う。今まで住んだ駅で1番グルメな駅が今の最寄り駅かな。

どうも２０数年修行した上での満を辞しての生まれ故郷での開店らしい。カウンターで握って貰うのにいちいちパシャパシャするのは粋じゃないんで店のHPから写真はいただいたが、まあ同じものが出てきた。こういう鮨屋でメニューと明らかに違っていたらそれはあかんだろう。ということでちゃんとした店で美味しかった。それと赤シャリだった。初めてじゃあないと思うけど記憶にないくらい。

まあコスパだけで言うと、利尻礼文とか、五島列島とかの方がずっとコスパ高いのだけどこれはまた別の料理である。鮨といえど新鮮なネタで勝負というわけでなく、熟成させて、さらに手が入った職人技ということ。そもそも江戸前寿司てのはそういうもんだよね。そういう意味で都会で寿司をいただく意味は大いにありということである。

実はだいぶ前から時々行っていた老舗の鮨屋があるんだけど、そこがちょっと味が落ちたなと思って避けていたし、家のそばにあった鮨屋は区画整理で閉店してしまった。その鮨屋の職人が和食の店を開いてそこは美味しいが鮨屋ではない。今後は鮨というときはここにしよう。ちなみに最寄り駅にはもっと立派な鮨屋があるんだけど、まあランチならいいけど夜は値段的にはけっこうするのと、それと接待客が多いらしいようである。スーツ姿の客とは一緒にいたくないというのが本音である。小さな店だと話している中身がどうしても耳に入るんだけど、わたしにとってはどうにも耳の心地よいとはいかない話題も多い。そういう意味で鮨屋は味だけで選ぶってことでもない気はする。まあ時々は行けるそれで居心地が良い間尺にあった店がいいね。

後半何枚かは写真を撮った。後から来た娘がとるもんで。まさに見るからに美味い。

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