自分に合う保有銘柄数は
2019年11月23日
15年くらい前かしら中国の山奥まで出張で行って
そこでロシア陸軍横流しの双眼鏡を買った
双眼鏡というのは倍率じゃなくて解像力だなとわかった
これをゴルフ場で活用している
誰がどこにいるのかよくわかる
ただ長年の使用で像がダブって見える
最初は自分の目の問題だと思ったが誰が見ても二重
ネットで調べると光軸ずれというものらしい
修理すると数万円かかるようだ(できる機種なら)
それではと自分でレンズの装着口を緩めてガタを作ってそれでいろいろ角度を変えると
見事に揃ったんでそれをテープで固定した
なんとか使える状態になった
もともと片目でもよく見えていたが
像が合うと素晴らしい
我ながらたくましいね
よくたくさんの銘柄を持っている人を見かけますが、まあ優待狙いというのは趣味としても楽しいようでそれはいいのかもしれません。基本的に資金がわたし程度か私以上にたっぷりとあるなら分散はありだと思いますけど、これから増やして自由人になるぞとか言う人で、かつたくさん持っている人は、さてどうなんでしょう? よほど地合いに恵まれないと難しいと思いますけどいつまで続きますか?
けっこうな資産を抱えて大暴落を経験した人はその怖さを身をもって知ってます。でももう直近のリーマンショックでも10年以上たっているわけです。10年前にはそれなりに怪我はしたけどポジションはそんな大きくなかったって人けっこういると思います。自分で大暴落は経験してるけどそれでわかったと思うのも危ないかもしれません。明日リーマンさんが来たらどうなるかってことですけど。
さて、わたしの場合はこれは勝負だと思えるものしか買いませんので5つくらいが限界かなと思っています。なぜかと言うと保有銘柄5つの背景にざっと50くらいの気になる銘柄、さらに保有銘柄の関係企業、また競合企業があって、それらも全部徹底的に調べてまたウォッチしていたからです。だってA社がすごい技術を開発して伸びるかも!って思ってもB社がもっと凄ければ伸びられませんよね。企業の業績は競合の中で決まるわけなので全部調べようと思うと大変な手間になります。
民主主義と皇帝制とどちらが政治体制として優れているか?という議論をご存知でしょうか? まあジョークに近いのですけど。これと似たような話を思いつきました。株の手法として1社だけ持っているのと100社持っているのとどっちが優位か?という議論を仮にするとして(誰ともしないけど)、仮にどちらも最善の姿だと仮定すると、答えは明快で1社でしょう。100社の中の一番良い1社だけ持っていたほうがパーフォーマンスは良いに決まっています。ただそれがわかればという前提での話です。わかりっこないと思うなら散らすしかない。どこまで散らすかは戦い方と力量のバランスなんでしょうね。
わたしの場合ボッシュひとつという時期がやはり数年あって(ボッシュは通算で10年近く持っていた)さらにトヨタひとつという時期が4年ほどあって、最初のボッシュはまあ絞り込めたけど、これは勝負の流れの中で大きく化けたので違和感はなかった。違和感が半端じゃなかったのはトヨタです。だって今までポジションゼロなのに、そこからどかんどかんと買いを入れる。自分でもえーって思うような大金が繰り出しいく。なんとなく買い増ししていつのまにか大きなポジションになるってのとだいぶ趣が違います。これはできない人が多いんでしょうね。大金抱えてじっと待っているのとそれと勝負となればドーンと行くのと。風林火山みたいで格好いいでしょ。
人生てのは自分で格好いいなあと思うように生きていればそれが一番とは思ってます。まあできればという話なんで自分の分を知らないといけませんけど。
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