バリュー投資グロース投資とか順張り逆張りとか

2019年11月19日
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株式投資
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毎週でかける渋谷の松濤公園
かなり紅葉も色づいてきた

バリュー投資とグロース投資はどっちが優れているとか、順張り逆張りどっちが有利とか、そんな比較を真面目に考えたり、まあそれで結論は出ないまでも自分にはどっちがあっているんだろうとか、そう考える個人投資がとにかく多いことに私自身は呆れている。なんで人が決めた切り分けの中に棲もうとするんだろう?そんなことだから多くの個人投資家は儲からないんじゃないかとわたしは訝しむわけです。

わたしは順張りと逆張りもこれは裏表、往路復路みたいなもんでどっちもやって当たり前というか、気にしない。バリューとかグロースも別に意識しない。もちろん自分が詳しい得意とする業界はありますからそこはからは出たりしませんけど、その業界の中にも成長が望めるグロース株もあればバリュー株もある。どっちとか気にしない。

大切なことは、他の投資家といかに差別化するかです。他の投資家と差別化できない限り勝ち組投資家にはなれない。例えばグロース株と言っても、皆が成長を期待している会社なら、だれでも有望だって知ってるからそこで差別化はできない。バリュー投資だと言っても、その会社が利益が出ていて財務も良いことはみんな知っていてその上での株価なんだから、それで差別化はやはりできない。いつかは見直されるはずだなんてのは甘い期待、とわたしはそう考える。

わたしの経験で言うと、ボッシュなんて一部には企業存続を危ぶむ声さえあった。実際赤字企業だった。成長どころの話じゃない。これってなんですか? バリュー投資でもでもグロース投資でもないでしょ。 わたしはデンソーの株を長いこと持ってたけどこれはまあバリュー株ぽかったかな。トヨタってのはブレーキシステムのスキャンダルで大騒ぎになって、これでリーマンショックの暴落以上に輪をかけて下がった。バリュー、イベントドリブン、スキャンダルいろんな要素が絡むけど、別にカテゴリーを気にするんじゃなくて差別化できると考えた上での投資だった。差別化できるというのは他の投資家より優位なポジションにいれるということです。

トヨタが3500円を切った時点でもう十分安いとは思ったけどそれでも動かなかった。まだ元気な買い手がいた感じでしたから。それがさすがに3000円を切ったあたりになると買い手不在の状況となってきたのでそれで買って出た。それで2500円くらいで結局底を打ったんだけど、そこまでは逆張りになりますよね。

でも底が見えない中で買いすすむわけだから2500円で底を打って十分余力が残る。そこから反転して上昇基調になればこれはわたしは買い上がっても良いと思っている。こうなると順張りになりますよね。まあどこまでも買い上がりはしないです。自分が他の投資家より十分有利な位置にあるなら買い上がって構わないということです。いずれにせよ逆張りだとか順張りだとか考えてないわけです。他の投資家より優位なポジションを得る、それが判断基準です。

まあ厳密な言葉の定義をどう与えるか、わたしは興味もないしひょっとして違う定義なんだといわれるかもしれないけど、なんにせよ自分で判断できる投資家なら人様がどういう切り分けをしようが気にしないほうが良いと思いますし、その判断ができる人間こそが成功を収めるんじゃないかなってわたしはそう思います。

じゃあ判断できない人間はどうすれば良いのか、ひとまずどこかに所属して修行をするかというのが、わたしに言わせるとおバカな話で、自分で判断できないならやらないのが間違いないと思います。その意味で大多数の個人投資家はやめたほうがいいんです。いつもわたしが言っていることです。




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