嫉妬する人たち
ブイヤーベースで白ワインをいただいて、最後リゾットにしてくれる。
投資関連で儲けた人を妬んだり羨んだりはけっこう多いわけです。成功者への嫉妬ですね。ところがそういう普通の個人投資家を見て、もっと下から羨む人たちもいるってご存じですか? さらに底辺の貧乏人たちですよ。投資なんてどころの話じゃない生きるだけに精一杯の人たちからすれば、投資で儲けて幸せになりたいってなんて言っている人間なんて、みんな損して消えてしまえというくらいに思えるんです。まあ妬んでるだけでは何も生まないんですけど、そう思う人もいるってことです。
なぜわたしがわかるかと言うとそういう最底辺の出身だからです。わたしだけではないです。試しに児童養護施設の子どもに投資関連のブログを読んでどう思うか聞いたことがあるんです。子どもは言いました。みんな金持ちそうに見えるって。つまり投資なんてものにうつつを抜かせられるのはそこそこ余裕がある人たちなんです。でもそういう人たちは下からの妬みも知らずにただ上を見て自分より上を嫉妬する。まったく人間は因果な生き物だと思います。
まあ今となって言えることですけど、わたしは過酷な経験したことが大きな肥やしになりました。それも幼少期に経験できてラッキーだった。一番下から見上げるという世界を知っているのです。底からの景色です。芥川龍之介の蜘蛛の糸を糸から離れてずっと下から見上げていた。わたしにはその蜘蛛の糸さえ降りてこない。そのあたりの個人投資家など蜘蛛の糸にたかる連中のようかも、見えるところからは見えるということです。
人間というのは上に見やすいけど下は見えないものです。ましてや下の人間が自分をどうみているかなんて見当もつかない。成功した人を嫉妬する感情を持つ方は、一度下からの視線を考えてみるのも酔狂だとは思います。
さてそれでも勝ち組になりたいと思っている方にもしわたしがアドバイスできるとしたら、まず負け組同士で群れないことです。蜘蛛の糸に集ってもみんな落ちます。集まって仲良くするほどみんな落ちる。次に儲けている人間を羨むメンタリティを完全に消し去ることです。なぜなら嫉妬は勝ち組の行動様式と真逆のものだからです。下が見えればすこし考えも変わるものです。
別に儲けている人間を尊敬したり真似する必要もないと思います。勝った儲けたと言ってもいろいろで多くは消え去りもします。でも儲けている人間に反感を感じる人間が勝ち組なるのはとても難しいと思います。だって自分が反感を感じるような人間に誰がなりたいと思います?なりたくないものに人間はなれません。
これはぜひ頭に入れておいていただきたいことです。多くの人間は成功者に妬みの気持ちを持ちます。その多くの人間と同じ気持ちにならないというのが成功への出発点なんです。わたしはこのブログの最初2005年に書いています。勝ち組よりむしろ負け組に学べ。負け組と同じ行動を取るなと。嫉妬はまさに負け組の思考様式なんです。
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