被災者側として思ったこと
2019年10月18日
その中で感じたのは随分と物と金が無駄に回ったということであった。こちらがさほど欲しくもないものがドンドン贈られたり配られたり、一方必要なケアが十分得られないとか、あるところはたくさんあるけど、あるところにはないとか、結局金とか物は扱う方も混乱の中で大変な手間になって効率良くは回らないのである。金と物は適当に配れば良いというものではなく、必ず責任問題も一緒についてくるから慎重にならざるを得ない。
これは仕方ないとはわたしは思った。非常事態なのである。だが非常事態でなくても児童養護施設などでは随分と送られてくる好意を無駄にしていることはかつてここでも記事にしている。寄付の新品のパソコンが倉庫に積み上げられているというバカなことが平気で起きていた。だがわたしのように児童養護施設に飛び込めば、そこでやることはある。ということで子どもと奮闘した4年間であった。金とか物より人間の行動なのである。
被災の話に戻すとそうやって金と物は、もちろんないよりは良いのだけどカラ回りも多いことを考えると、わたしのように元気で時間がある人間は現地へ赴く方が良い。現地に行ってそこで働けば働いた分は決して空回りにはならない。自分なりにはいまだに子どもたちのサポートなどできる範囲でやっているが、もちろん遠いとこへは行かないが、今回は氾濫した阿武隈川が那須から数十キロである。さいたまからであれば日帰りは難しいが那須からなら朝行って夕方帰りまた翌日とか十分行ける。車で装備を持って行ける。肉体労働が主なのでろくなお手伝いはできないけどね。
幸い乗馬クラブで野良仕事をしたので安全長靴とかカッパとか手袋などなど一式は揃っている。案外無駄にならないものである。断捨離なんかしなくてよかった。被災地に行くと行ってもいろいろ調べることも多くてけっこう手間がかかっている。天候の問題もある。どうやらまた大雨がくるとか。雨だとボランティアセンターは受付中止になるのでどうなるかわからない。でも現地には行こうと思っている。‘
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