様子を見に行って行方不明
2019年10月16日
ライブカメラで復旧の状況をチェックしている
様子は見に行かなくてもいろんな方法がある
台風の影響による被害が次第に明かになり死者数と行方不明数も増えている。被害に遭われた方々には心より哀悼の念を表明したいが、実は幾ばくかの疑問も感じている。どうしようもなかった被害者もおられたとは思うが、あれだけ危ないから外に出るな、あるいは行けるなら避難所に行けとテレビでもラジオでもネットでも強く言われているのに、様子を見に行って行方不明とか、また無理に車で移動しようとして車ごと流されたとか、これはいかなる仕儀であろうか?台風はいきなりはやってこない。準備する時間もあったのになぜそんなにたくさんの人が死ななければいけないのか?
だがこれをヒントに別の見方をすることもできる。この世の中には、どんなに注意を呼びかけようが一定の比率で不用意で見通しが甘い人間が存在するということである。でなければこのような災害のたびに不用意な死者が出るわけがない。他の例もある。例えば振り込め詐欺。老人を狙う憎むべき犯罪だが、実は老人といえど殆どの人間は引っかからない。あれだけテレビで報道されているわけだし、怪しさ満載の電話に簡単に騙される人間はそんないないが、犯罪集団は手当たり次第に電話してそれで引っかかる人間を探すのである。老人でなくとも、最近話題になったカボチャの馬車とか。あれは変だろうとか信用できないと実はやらない人間の方がずっと多いのである。だが甘い見通しの人間が引っかかる。
首都圏ではしっちゅう電車が止まる。原因の多くは飛び込み自殺だが、その中に投資での失敗者も相当含まれるとはよく言われることである。彼らは不可抗力で損失を出して死に至ったのであろうか? 明かに否である。アメリカでバッファローが大移動する。すごい数だ。とても確率的には低いがたまには水場で脚がハマって動けなくなるバッファローがいる。そういうバッファローを一年待って餌にするワニがいる。必ず間抜けはいるはずだとワニは待っているのである。相場の世界でもそういう不用意な人間を狙う連中はごまんといる。証券会社にとっては美味しい餌になるわけだ。自然の厳しさと言えなくもないがなんだかなーではある。少なくとも自分は餌にならないように、それは自分の仕事ではあるとわたしは考える。
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