経済的自由心象分岐点(長いな)

2019年10月05日
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人生の考え方

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こんな写真でてきました
一龍斎先生について数年講談に取り組んでました
名前もいただいて何度か高座にも上がらせていただきました
着物も持ってます
また稽古しようかずっと迷ってます
軽い気持ちじゃできないのです


という今日は軽い気持ちじゃできないだろうってお話を一席

お金というのはないことで辛い思いや悲しい思いをすることはありますよね。いわゆる貧乏。そこから多少金があってもお金を得続けるために不本意なことをしたりということもあって、これは貧乏ではないけど不自由さを感じる。そこからさらにお金が増えると、どこかで自分なりに自由だなと感じる分岐点がきっとあるんだと思います。まあお金で悩んだり、心配をしないで済む状態ということです。

それを経済的自由心象分岐点と呼んでみましょう。その分岐点より上に行けばもうそれ以上お金がそんな要らないという理屈になりますけど、人間の感情というのはそういうものではないようですね。欲と言うものが出てくる。さらに他者と比べるという気持ちも強くなる。自分は国産車を買って喜んでいたのに隣の家の人がベンツを買うと急に自分の車が色褪せて見えたりはあるわけで、それがいろんなレベルで繰り広げられる。以前ITの起業家があるパーティだかに出席するためにどこかだかからジェット機をチャーターしてやってきた。それでやんやの喝采と羨望を浴びるわけですが、そういうお金の使い方と言うより、そういう生き方をしたい人にとってはお金はいくらでも要るって話になります。

つまりその人にとっての経済的自由分岐点は変動するということです。相場も儲ければ儲けるほどに分岐点が変動する人は変動しない人よりずっと多いと思います。逆にわたしみたいに、ここまでと最初に決めた分岐点を達成したら潔く辞めてしまうとかぐっと戦線を縮小するって人の方が少ない。ただこれも年齢とか体力気力との兼ね合いもあって、どこかでまあどうでもいいや、ってことにはなりやすいですが、それはそこまでいけたら大したものです。そこまで行く人は少ない。

さてここまでは儲けすぎた人の話なんでほとんどの人には関係ないでしょう? 実はこれから話は逆の方向に行きます。経済的自由心象分岐点は変動すると言いました。変動する理由はいくつかありますが、最大の理由はそもそもその分岐点が自分で明確にされていないということです。いろんな相場を張る人と話してもブログを読んでも、自分のゴールはここで、ここまで来たらやめるんだと明確に言える人があまりというかほとんどいない。どこがゴールか自分で明確に設定されていないわけです。でも所詮はお金の話ですから、いったいいくらあればいいんだ?って数字を考えざるを得ないわけです。

数字というのはふたつです。ひとつが日付、ひとつは金額。いついつまで1億欲しいか、3億か、いや5000万円だ、なんでもいいわけですが、これが明確にできていない人が多い。こういうことを言う人がいます。毎月20万円、コンスタントにトレードで稼げるようになりたい。これはわたしに言わせると目標のようで目標ではありません。毎月20万円なら一年で240万円。仮に50歳であればあと40年間として約一億円です。この人は1億円欲しいと言っているのです。

個人的には相場で数十年安定して稼ごうなんて素人の考えることではないと思います。なんにせよ自分の目標を真剣に考えることです。さて仮に目標が決まったとしましょう。そのお金は自分がこうありたいと願う生活に必要なお金と今の自分の経済力とのギャップです。そのギャップを埋めたいわけですよね。でそのお金をどこからどうやって持ってくるか? と考えるのが真っ当な思考の順序です。いきなり相場で儲けたいじゃないはずなんです。だってそのお金がどこから来たっていいわけですよ。それとなんとしても自分はそのお金を持ってくるんだと言う強い決意が必要です。当たり前ですよ。自分自身が自由になるためのお金なんですから。

そのお金を持ってくる方法はいくつかあります。まず節約です。ギャップがある人なら高級車のカタログなんか捨てておしまいになった方がいいです。家は買ってもいいですが、よく考えて買う事です。築20年の中古マンションなら一生暮らせますよ。新築なんて要らないでしょう。こだわりの家とかとんでもない。家賃だったらもっと慎重に考えないといけない。もちろんギャップがない人ならそれは好きにすればいいだけのことです。そうやって真面目に考えるとトータルで何千万円か持ってこれた。それで確実に経済的自由に近づいたわけです。

それでもまだ足りない? まあそうでしょう。次に考えるべきは労働です。自分の給料を上げることを真剣に考える。資格を取ってもいい。転職だってありえる。という話もあれば、アルバイトをする手もある。最近は副業が禁止でない会社も増えました。週末吉野家で1日だけバイトすれば月に5万円くらいになります。30年やれば1800万円じゃないですか。本気でそのお金が欲しいならバイトなんか簡単なことでしょう。奥さんのバイトでもなんでもいいですしね。

それでもまだ足りないなら、その他ビジネスを始めるとか、そういう話の中にトレードもあるわけですが、よく考えることをお勧めします。ここから先はリスクが伴います。本当にそのお金要りますか? けっこういい線まで来てるじゃないですか? 節約だバイトだいろいろと頑張った努力を危険にさらす必要あるんですか?それでもやるんだって言うならやりましょう。でもその時の覚悟は、漠然といくらか儲かればいいなあ、なんて思っていたのとは別次元の話です。そして目標額も明確です。当然目標が達せられた暁には撤収です。取り組み方が違ってくると思いますよ。

このように心象的経済的自由分岐点に到達するということは、その人の人生で暮らし向き全般をかけた総合的包括的な戦略のもとに行われるべきで、相場戦略もその管理下にあるべきだと、わたしはそう思います。自分の暮らし向きも真剣に考えずに、いつまでだかいくらだかはっきりしてないけど、でもいくらか儲かると嬉しいな、そんなんで経済的自由になっれこないとわたしは思いますね。わたしのブログに書いてあることは、こんなメッセージに満ちています。やらない方がいいんじゃないって大抵の人にはアドバイスします。だってそこまで準備できてない人がほとんどなんですから。そんでバイトしろとも言います。トレードよりよっぽど真っ当だなって思いますけどねえ。

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