言葉はどう伝わるか?
2019年09月26日
きれないゴルフ場なんでラウンド中よく写真をとる
用事の前に軽くハーフラウンド
5ボギーであった
言葉とか文章と言うのは、全体を通じて相手に伝わります。リズム、テンポ、言葉遣い、一体になって受信者に届きます。例えば本を読んだ後のつまり読後感というようなものです。これを気にしないで言の葉にこだわると、木を見て森を見ないということが起こります。例えば、人間は「考えが浅い」と10回も繰り返して言われると、「お前は大馬鹿だ」と言われているような気になります。でも「大馬鹿だ、なんて俺は言ってないぞ、」とやり合ったら、これは程度の低い議論になります。契約書は別ですよ。でも契約書じゃないんですからね。全体としてそういう印象を相手に与えたわけですので、何かを伝えたいと思うなら自分の表現力を考え直した方が伝わりやすくなるでしょう。
余談ですが、よく自分の言っていることがうまく相手に伝わらないと悩む人がいます。そういう方は、自分が言いたいこと、あるいは言ったことをそのまま、録音して自分で聞いてみてください。多分驚きますよ。まずこんな声なんだってところから、それで印象が変わります。わたしは講談の修行を師匠について数年やっていましたが、自分が話している録音を聞いて、最初これは自分か?と驚きました。嬉しいつもりで話たはずなのに、ひとつも嬉しそうに聴こえなかったり。凄んでいるつもりが滑稽に聞こえたり。これはやって見る価値があると思います。それで練習すれば良いでしょう。
さて文章の話に戻しますと、わたしがこのブログで何を言いたいのか? それは書いてある通りなんですね。書いてあるものと別にまとまった思考があってそれを書き写しているわけじゃありません。日本を代表する知識人が言った言葉でが、「その人が書いた文章はその人以上でもなければその人以下でもない。」人間はみんな考えるときに言葉を使って考えます。言葉ではうまく言えないけど、俺はもっと高級なことを考えているんだぞってのは変です。考えてないんですよ。
そういうことでありますから、わたしが書いたものは、そのままでそれ以下でも以上ではありませんので、わからないならわからないのでしょう。お前の本は何を言っているかわからんと作家に手紙を書く人はいないように(たまにはいるのかな?)それは読んでおしまいです。ちなみにわたしは何を書いても、こうすべきだとか主張をつたえたいとか、そういう目的でこのブログは書いておりません。あえて言うなら、ご笑読あれです。
- 関連記事
-
- 夜飲みは自粛して昼飲みで盛り上がろう 2021/01/10
- 終の住処 2016/01/29
- 日本は他国と違う道を選んだ 2020/04/03
- お葬式 2019/03/28
- 菜の花と桜を追うサイクリング 2023/04/01