なぜ幼い命を救えないのか?
2019年09月02日
実は児童養護の現場で最もストレスフルな仕事は対子どもではない。親との接触である。保護される子どもの親はほとんどろくでもない人間である。自分のことを棚に上げて言いたい放題、恫喝など当たり前。一方それに応じるのは公務員でどちらかと言うと大人しい人間が多い。子どもを一旦保護すればこれはほぼ100%の確率で親と折衝せねばならない。そのケースは数倍に膨れ上がり現場のキャパを超えている。一方死にいたる事例はそれはあれば大きく報道されるが、では危ないと怪しいのを全部保護していたら現場は物心共に回らないのである。
児童養護の現場にいる人間は線が細くて到底理不尽な輩との折衝に耐えられない。わたしの提案は、わけのわからない親との交渉を担当する部署を民間から登用して新設すること。民間でカスタマーサービスを担当してしていた熟練のクレーマーあしらいを採用するのだ。結果現場はストレスフルな仕事から解放されて思う存分子ども中心の視点で保護を行うことができる。
保護の際に弁護士を帯同させるケースがあるがそれは法律の専門家というより、親に怯まないタフガイだという意味合いが大きい。相手は法律論など通じないバカばかりである。だが弁護士がいつまでも親の相手をしてくれるわけではないし数も限られている。ということでわたしの案である。良い案だと思うけどなあ。
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