二兎を追わなきゃ二兎取れない
夏休みどこに行きましたか?と聞けばハワイです、北海道です、それはいくらでも答えは頂ける。まあいろんなところに皆さん行かれるわけで、でも行ったことは事実でも中身を見ていくと随分忙しいなと思うものからゆったりと旅を満喫するものまでだいぶ違う。つまりそれが自由度の差と言える。行くだけだったら皆さん結構行くからね。
知人の相場師からのメールが言うにはこの夏北海道に行かれたそうだけど、宿は予約せず帰りのフライトも予約せずに、最初は数日のつもりだったけど結局二週間ほどいろいろ遊びまわったそうである。金のあるフーテンの寅さんである。これはそこらの勤め人では真似できないだろう。我が家の場合は大抵フライトはマイルの特典旅行なんで帰りの便は固まってしまう。ただビジーな旅程は組まないけど。
別荘派か旅行派かという議論があって、別荘ライフの良い点良くない点という話をすると、よく言われるのは別荘だと宿泊先が固定されてしまうのがつまらないという意見。いつも同じところに行くより、あちこち旅行をして回った方が楽しいという訳だ。別に反論する気は無いけど、わたしは別荘もあって、加えてあちこち旅行にもいけばいいんじゃないって思う。実際そうしている。全然両立する話なんじゃないかしら。両立しないとしたら、それは金か時間かあるいは両方が足りないのである。
個人がする投資というと不動産投資と金融投資(株、為替等)だけど、これ両方やってうまく行く人はあまりいないようだ。基本不動産投資をする人は借金である。貸しながら金を返すとあまり儲からないのとそれと出口で苦労する羽目になる。古いボロアパートなんか持ってるとかなり面倒。それでもそこそこ上手く行って、それで株とかに手を出すと、ほとんどやられる。これは当たり前で不動産の方が難易度が低いのである。逆に株式投資でうまく行った人間にとっては不動産投資は簡単である。現金で不動産を買えばいいのである。よほど間抜けでない限りまず負けない。ところが相場で成功しても不動産を買う人は案外少ない印象である。(自宅以外)。資金量の問題もあると思うけど多分性に合わないんだろうね。
なんにせよ、人間というのはどちらかという選択は得意だけど両方とも言うのは無意識に避ける傾向がある。両方やってもうまく行く訳ないとか中途半端になったらどっちもうまく行かないだろうとか、深く考えずにそう思う。もちろん、そういう面もあるんだけど、それはケースバイケースで、歩きながらガムを噛んでもそれは別に問題ないわけだ。ところが、その集中した方で身分不相応な成功を画策する個人投資家がまた多いから笑ってしまう。
多くの人がなんとなく当たり前だと深く考えずにと思っていることの側に意外とうまく抜け道があったりすることを私は知っている。サラリーマンなんて既成概念の塊だから、そんなこと許されないだろうなんて勝手に自主規制したりする。だから私みたいな人間がヌケヌケするする出し抜けた。上手にやればサラリーマンもなかなか面白いと思うけどね、私は。
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