ロングレンジプラン

2019年05月31日
0
0
サラリーマンライフ
日本の会社にいた時は確か目標設定とかいう言葉であった。確か3年先までだった。ただそれとは別に提言とか言って、10年くらい先までこの会社がどうなるかを提案させられた。外資系に移ると、LRP=Long Range Planでこれは5年先までの事業計画を各人が作成させられた。させられたという受身的なやる気のない表現をしたのには理由がある。長期事業計画と言いながら、それを作る各人の処遇については何の議論もなく5年後にどのポジションにいるのか全くわからない。会社に居られるかさえ怪しいのである。人事とか給与とかこの肝心の部分はオープンにされることがない上で、お前は何ができるのか計画を出してみろと、これがロングレンジプランである。

私のように他で稼ぎがあって会社との距離感が大きい人間ならいざ知らずほとんどのサラリーマンは経済的には会社べったりである。つまり会社での自分に対する処遇は、まさに個人単位のロングレンジプランで極めて重要なはず。でなきゃ子育てだ家の購入だの経済的な判断は難しい。ところがその部分の議論などなく会社への貢献だけが議論される。これはほとんどのサラリーマンは当たり前のことだと受け止めている。いつ転勤になるかどうなれば昇進するのか給料はどれくらい上がるのか、そんな先の保証などどこにもないのはサラリーマンの宿命だとどこかでそう信じてしまっている。一方会社への貢献だけは先のコミットメントを求められる。

これが会社と従業員個人との関係をよく指し示している。従業員は外注業者ならぬ内注業者なんである。そこをよく理解して、自分の人生のロングレンジプランを作って、その上で会社のロングレンジプランを提案するべきなのにこれをよくわかっていないサラリーマンばかりであった。自分のことはお留守で会社の心配ばかりする。それで良ければそれで構わない。自分がどうなっても構わない。会社さえ発展してくれればともしそう思うならね。でもほとんどの人間はそうじゃない。それで肝心のことを曖昧にして、それで会社からの仕打ちでこんなはずじゃなかったとほぞを噛むことになる。

当たり前だけど自分の幸せは自分で考えないといけない。私は40代前半で営業とマーケティングの責任者になるつもりであったから、私をそう処遇せざるを得ないロングレンジプランを作った。新商品で今は売り上げゼロでも凄い成長率で売り上げを伸ばすと宣言した。長期計画を作る時点で現実的かどうかなんて重要ではない。これから現実的にすれば良いのである。大人しく這いつくばって給与貰いを長々する気はない。会社でのし上がれないなら辞めた方が良い。であるならのし上がれないようなプランを会社に提案するのはおバカである。まずはのし上がるプランを作る。もちろんよく考えてちゃんと実行するんだけど、いずれにせよ会社のロングレンジプランはまさに私のロングレンジプランと重なった。もし自分が作った計画が計画倒れであったら? 簡単である。辞めれば良いのである。会社は個人を利用する。個人が不正でなく堂々と会社を利用するのは当然だと私は思う。実は会社なんて計画倒れなど大口叩かなくても山ほどある。そんなもんである。

こう書くと簡単に聞こえるけど、そんな簡単じゃない。類い稀なプレゼンスキル、交渉力、計画は人を説得して唸らせるものでないといけない。そして果断な行動力なしにプランは実現しない。計画からずれることだってそれはある。そこでは説明能力と同時に愛嬌だって繰り出す。そしてなんにせよ結果を出すことである。大切な自分自身のロングレンジプランだからね。あまり目立たないけどサラリーマン時代の武勇伝をいくつも過去に書いている。我ながら愉快だった。総じて言えるのは痛快なサラリーマン人生であった。
関連記事
ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
自己紹介へ

Comments 0

There are no comments yet.

コメント投稿