初心

2019年05月30日
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人生の考え方
午前中は那須ゴンドラで標高1400メートルを散策そしてハンモックで昼寝と読書。持って行ったお弁当は前日スーパーで半額割り引きで買ったおにぎり。ゴンドラの上からちふり湖カントリークラブが見えて、それでゴルフ場でなくちふり湖に行ってみたくなった。結論から言うとちふり湖に行く道はない。観光地でもなくただの農業用の貯水池みたいだ。上からはすごく綺麗に見えたのにな。

午後からはゴルフ場でアルバイト。仕事はきつくない。同僚によると栃木で一番従業員フレンドリーなゴルフ場だそうである。あくせくしていなくて緩いそうだ。まあそうでないと私も働かないけど。仕事を終えてからまだ太陽も高いので、それからハーフラウンド。お客がいなくなった静寂なゴルフ場をのんびりと目土しながら回る。ゴルフを終えて近くのスーパーに行くと惣菜などなど半額サービスになっている。適当に見繕っても大した金額にならない。気が向けばホテルまで歩いていってコンサートを楽しむ。

しばらくするとカミさんがやってくる。今度はステーキレストランに行く予定。それでゴルフ2ラウンド。一緒にさいたまに戻りまたカミさんとゴルフ、そんで美味しい手料理にありつく。

こんな暮らしをしているとお金は減りようがない。だがこれが私の夢と言うか願いの実現なんである。中学高校それからせいぜい大学時代、いつかこんな暮らしができたらどんな幸せなことかと、私が夢見た生活である。子ども若者の時の夢を実現してそしてそれ以上を私は望まない。

私は子供の頃児童養護施設にいた。わたしと同世代の施設の子どもは1万人くらいはいたとして、多分私が一番優雅な生活をしているだろう。わたしは一万人に一人の幸せ者である。これ以上何を望めと言うのだろうか? 自分の願いを実現した人間は幸せに決まっていると思う。だが問題はその願いが成功に連れて変わっていくことである。カルロスゴーンはベルサイユ宮殿で結婚式をした。彼の生い立ちは詳らかにしないけど、ベルサイユ宮殿での婚礼は彼の子供の時からの夢だったのだろうか? 多分否である。成功するほど望みも高まった結果ではないか? つまり夢が一人歩きしてそして初心は消え去ったと想像する。

我ながら私は偉いと思う。成功しても増長することなく若い頃の夢を実現して素直に喜びそれ以上を望まない。たぶん幼少期の過酷さがあまりに強烈で、初心忘れたくても忘れられないのかもしれない。大きな病気をした人は人間的に大きく成長すると聞く。理由は生きているだけでありがたいと骨身でわかるからである。わたしは子どもの頃、普通の幸せ、せいぜい+α に憧れた。普通の家の子が羨ましかった。あんなふうになればどんな幸せか? そしてわたしはそれを実現した。多少のオーバーシュートは致し方ない。だがもっともっととは到底思えない。

その意味では神さまは私に良い経験を与えてくれた。自分の運命には素直に感謝する。生かした私も多分偉いんだけどね。なぜなら私のような経験をすると滅多なことでは私のようにならないからである。一万人に一人の話ということである。
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ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
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