グリーン上のマナー
2019年05月18日
皇室はゴルフをするのかと言うとこれは昭和天皇はゴルフが大好きだったようで、なんと皇居内にゴルフコースがあったことはあまり知られていないだろう。那須の御用邸内にもあったらしい。昭和天皇がゴルフをやめたらコースも森になってしまったそうでやはり神様だったんだなあと感心する。
ゴルフは紳士のスポーツというイメージがあるけど実際紳士でないゴルファーの方が多い気がする。それはそれでいいのだけど、紳士のスポーツだという言葉のもとにプレー中他人の振る舞いに怒りを感じて、たまに文句を言ったりするのは、わたしには紳士の振る舞いだとは思えない。紳士というのは自分が紳士らしく振る舞えば良いもので、他人に強要するものではないとわたしは思う。
気持ちをゆったりとして他者に鷹揚なのを紳士というかどうかは別としてゴルフをする上でとても大切なことだと思う。それでも合わないなとか気分が悪くなるという場合もあるかもしれない。そういう場合は一緒にやらないという素晴らしい選択肢がある。マナーとかエチケットの基本はお互い不愉快にならないことである。Aさんが機嫌よくするためにBさんが苦痛に感じたり、あるいはその逆なら合わないということなので一緒にやらない方が良い。
他人のパッティングラインを踏むのはマナー違反である。これは常識であったけどそれには自分のパッティングライン上のスパイク跡の修繕はしてはいけないというルールがあったからだと思う。今はルール上直してよくなった。実際グリーンは大いに人が歩くものでぎゅーぎゅー踏んだり引きずって歩かない限りスパイク跡はつかない。(ちなみにパットを外して悔しがって足をぐりぐりやってはいけない。あれは跡が残る。)ただこの今自分のライン上にスパイク跡があれば直せないのだから万が一にも跡がつかないように踏まないのはマナーである。これは大いに頷ける。
だがそのためにぐるーと大回りして歩いたりすれば時間の無駄という面もある。あるいは他人のラインを飛び越えようとすればライン以外で傷が付く可能性も高まる。グリーン全体が傷つかないような配慮の方が上回るように思うから、まあわざわざ踏むことはないけど大回りするくらいなら少し注意して踏んでもわたしは気にならないし、気になる人は直せば良いことかなとわたしは思う。わたしが思うにはワンピン以下の入るか入らないかというパットでは神経質になるのは理解できるけど、長いパットでそんな神経質になるのはどうかと思うし、そういう人は他もかなり神経質だろうから一緒にやりたくない。
以前から思っていたことだけど、プライベートのラウンドではルールを厳密に守っている人より適当にやっている人の方がずっと多い。そういう人が自分のラインを踏まれて万が一スパイク跡がついたら直せば良いと思っていた。まずないけど。そこを厳密にやって跡はいい加減なルール運用というのはなんなんだろうねと思っていた。今はもう直していいのだけど。
これから陽が伸びる。そうなると長い夕日の中でプレーする機会も増える。自分のパッティングのラインに人の影が入ると、気が散るとかいう人がいる。そこから影をかけないのがマナーだと主張する人間もけっこういる。短いパットなら影に入らないようにするのは簡単だがロングパットだとずいぶん歩いて避けないといけない。それで4人とかで回っていたらラインが何本もあってすごく移動しないといけない。影は動かなければかかっても良しとすべしだと思う。木の影が気にくわないと言っても木は切れない。相手が人だとずっと回って向こうに行くのが当然だと考えるのはわがままだと思う。動かされた人間はまた自分のパットをするためにずっとまた歩いてこないといけない。プレーが遅くなる。相手がプレー中は動いたりしないのは当然だから影が動かないのはそれは当然だとは思う。
わたしの意見だから異論はあるだろう。あるゴルファーが言っていた。マナーというのはその中身とか実効性は関係なしにマナーを守るということが大切だと。真面目で几帳面な人かもしれない。ただその割に、他にいい加減とか自分に都合の良い解釈などすると、そのいい加減さと他者への厳しさがコントラストになって、なんだかなーなどとわたしは思ってしまう。そんな立派な人ですかねって。だいたい遊びにきてまで他人を注意する気にはわたしはならないし、気にくわないなら一緒にやらなきゃいい。遊びなんだから。プロだとそうはいかない。金もかかってるからまた別の話だろう。
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