痛い思いをすれば上達するのか?

2019年03月02日
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株式投資
人と相場の話をしていたり、あるいはネットでも、よく聞くのがタイトルの話。痛い思いをしないと上達はないと言う人もいるくらい。わたしの知人で、株でけっこうやられて、それで「株はそんな儲かるもんじゃない」という結論に至り、その後は細々と小遣いの範囲で続けている、という人が何人かいるけど、これは痛い思いをして賢くはなったけど、上達したとは言い難い。過去に損した分は取り返せない。

ネットでは過去に痛い思いをして大きく資産を失ったりもしたけど、それでその後いろいろ工夫してまた資産を増やしてきました、、て人がいる。痛い思いをしながら積極的な姿勢を維持して幸い取り返したというところだろうけど、わたしはそれを聞くと、またなにかの拍子で大きく資産を減らす可能性があるのかもと感じる。どう考えても前者よりは危ない。

わたしは相場で痛い思いどころか損したことさえないので、そこがよくわからないのだけど、例えばゴルフでOBをたくさん打たないと上達しないと言われると変だなと思う。確かにOBを打ったショットは反省すべき点はあるけどOBが上達に必要という話になるかね?痛い思いと上達の相関関係がピンとこない。それと下手な人はいつまでも下手だしね。その人間が一番痛い思いをしてるはずだけど下手なままだ。

要は感受性の問題ってことかしら? 感受性が高ければ痛い思いをさほどしないで、あるいは他人はまたは本から痛い思いを学んで自分に活かせるってことかしら? だとしたら感受性に個人差があって相当ばらつくはずだから、相場には感受性が大切なんて話になりそうなんだけど聞いたことがない。

聞いたことがないならわたしが話せばいいのだけど、投資で感受性というか、他人の失敗を自分にあてはめてイメージできる力ってのは重要だと思う。逆に言うと自分を客観的に見るということ。自分を他人の目で見る。他人を自分として見るのと逆のことのよう聞こえるけどたぶん逆じゃない。きっと同じものの裏表だ。

わたしに対する他人の評価で、非常に興味深いのは、わたしにとても近い人間はわたしのことを繊細で感受性が豊かだって言う。逆に距離が離れると、感覚が鈍いとか人の気持ちを考えないとか言われる。似たような話でわたしに近い人はみなわたしのことを優しいと言うけど、距離が離れると、まったく優しさというものがないって言われる。いやむしろ冷たいって言う人もいる。

わたしは相手を写す鏡みたいな面があるなと自分で感じていて、私のことを優しくないと言う人間ほどそういう本人に優しさがないということがしばしばある。よくわからないけど相手によってわたしは態度とか行動を無意識に変えていて気遣いがないとわたしが肌で感じると相手に気遣いなく振る舞う鏡のような性質があるのかもしれない。ただそれが合っているかいないかはかなり怪しい。無意識でやっているからたぶん合ってないことも多い。でも経験的には70%とか80%は当たってる気がする。

余談が長引いたけど感受性てのはなんらかの理由で備わるもので、感受性を高めようって思っても高まらないってことじゃないかって話である。たぶん子供の頃に決まってしまう。そんな気がしている。だから大人になってから感受性を高めましょうなんて話がどこからも出てこない。ましてや相場との関連性なんて出てこない。欲の皮の突っ張りと感受性の話はどうにも似合わない。

なんでこんなこと考えるのかというと、自分でも自分が不思議だからだ。株だろうが不動産だろうが勉強とか修行とかしたこともない。本一冊読んだこともない。それで損したことが一度もなくて何をやっても上手くいく。それで儲けたいだけは儲けてそれであっさりと止められる。こんな人間聞いたことがない。見たことはあるけど。それで自分てのはどんな人間かって考える、なんか理由があるはずだと。運がいいでは説明がつかない。行動とか考え方とか性格とか、わたしみたいなタイプの人間がたくさんいるなら、たまたまわたしは運がいいって理屈もありえるけど、1人変わっていてその1人が勝手に自分でうまく行くって不思議だ。


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