優先席

2018年12月12日
3
0
日々の雑感ーリタイアライフ


この時代電車の優先席というのはだいたい85歳から90歳くらいが目安みたいである。複数の元気そうな80代半ばの人に聞いたところ最近まず電車で席を譲られることはないそうである。その年でも明らかに弱っていて電車に乗るのも難しそうな人くらいでないと譲ってもらえないそうだ。

それも誰かが気付けばの話であるが、ここで気づかないふりをするというテクニックが出てくる。昨日は渋谷からの帰りにたまたま渋谷でわたしは着席を得た。座ったはいいけど新宿で乗降が多い。一人のご老人が乗ってきた。元気そうな80代か? わたしがすぐに立ち上がってどうぞと譲る。そのご老人は驚いていた。たぶん優先席でも譲られることはないのであろう。「わたしは大丈夫です」とご老人が言う。わたしは答える。「わたしはもっと大丈夫ですよ」老人もわずかに笑って、ありがとうございますと着席。その人が写真の一番右。

わたしが席を譲る一部始終に気づいてないことはない隣とその隣の若い男性と女性、明らかに20代はスマホの画面操作を加速して忙しくタップする。たぶん気づかないふりをしているのだと、わたしは感じた。次の池袋ではまた年配、と言ってもせいぜい70代くらいの女性が乗ってきたが、その20代のふたり(別々)はスマホの操作に忙しくて、70代の女性には気づかない(これもまたフリであろう)。

昔は寝てしまうとか本を読むのに夢中というテクニックであったが、今はスマホとかパソコンというのがツールになるわけだ。それにしても自分が子供の頃には、60歳と言えば席を譲る対象だと思っていたけど、今は60歳でも席を譲るわけだ。つまりその人それぞれという時代だと言うこと。若くても譲りたくない人間は譲らないし、譲らなくても特段文句を言われる筋合いもない。

これが田舎の村であれば自然と譲るという雰囲気、これは多分今でもあるだろう。人口が少ない村でバスで若者がデンと座って年寄りを立たせていたらそれは絶対許されないという暗黙の合意事項がたぶん今でも田舎にはある。わたしは別に都会でもそういうコンセンサスを皆が持つべしと言っているわけではない。譲りたい人間が譲れば良いと思うけど、その譲らない若者も実は故郷があって年に何度か田舎に帰るかもしれない。そうすると田舎のバスにでも乗るとそこですっと席を譲るのではあるまいか? と思ったりする。

それでさらに想像。なんだ意気地がないな。人目があると自分の好きにできないのか?いつも都会でやっているようにスマホで夢中になって年寄りを無視すればいいじゃないか。わたしはむしろそういう態度を変えるというのが気になる。どこに行っても自分の自由にするというのはこういうことで逆に己を律する強い意志も品格も必要なんであるという話。




関連記事
ハルトモ
Posted by ハルトモ
自由人ハルトモ。那須とさいたまを毎週往復するリゾート&リタイアライフ、そして旅、投資ネタもありのブログです。
自己紹介へ

Comments 3

There are no comments yet.

Kiyoshiroo  

No title

おはようございます。
うちの子たちが5~6歳のころは、電車の中でも立たせて自分たちが坐ってましたよ。子どもは元気だし、体力も付きます。まぁ変な目で見られることもありましたが。お年寄りが立っているのに知らん顔で子どもまで隣に座らせ、その子たちがだらしない恰好でゲームなんかやってるのを見ると、どうなんだか、と思います。

2018/12/12 (Wed) 09:48

ハルトモ  

No title

> Kiyoshirooさん
私も個人的にはそう思います。でも人に強制できる時代ではないですね。ましてや言って喧嘩にでもなったら大変かと。

2018/12/12 (Wed) 13:13

Kiyoshiroo  

No title

> ハルトモさん。
あははーーそういうことですよね。人もいろいろ、ですからー。

2018/12/14 (Fri) 20:57

コメント投稿