わたしの投資スタイルー9

2018年11月09日
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株式投資





iphone4S用のHDMIコネクターは今でも重宝している。iphone4Sに音楽と映画を入れて那須のテレビで再生する。音楽プレーヤーとビデオプレーヤーという意味では今でもまったくの現役である。ちゃんとitunesと同期すれば最新状態。ちなみにこのコネクターがけっこう高い。数千円する。でも買っておけばずっと使える。古いタブレットとかスマホとか別に捨てることはないと思う。例えばたいていのスマホは家の固定電話の子機として使える。知らない人が多いだろう。家でインターネットを使っているならそのルーターで設定を行う。スマホにはアプリを入れる。わたしはAGEというアプリを入れている。そうすると自宅の固定電話の番号でスマホで受発信ができる。これは自宅でだがスマホ側からVPN接続をすればなんと外に持ち出しても使える。ただVPN接続は電池の消耗が激しいのでかけ放題の方が好ましいが、どうしても家への着信を外で取りたい場合には例えば別荘なんかでは便利である。何を言っているかわからんという人もいると思うけど調べてわかるようになった方が便利だと申し上げておこう。よほどバカでない限り真面目に調べれば理解できないことはそんなない。

雑談はいい加減にしてそろそろ本題に入れと思っている人もいるだろうが、勘違いしてはいけない。わたしが書くことはすべて雑談である。でのその雑談の続きなんだけど、わたしの投資スタイルについては10数年書いてきてきて古い読者と遡ってPDFまで読む物好きな人はわかってらしゃると思うけど、それも読んでない人とそれと読んでいてもよく読んでない人ってのがこれはとても多いと思う。なんたってリズム第一、視点が第二、内容その次って感じだから、なんとなく読んで、ふーんって思ってわかった気になって、さて何を言ってんだか、て文章ばかりだ。わざとやってんだけど。ブログで何か伝えたいって人がいてけっこう言葉遣いに気を使っている人も多い。トラブルを避けたいという言葉遣いもする。だけどそういう文章は読んでいてまだるこっしい。大した内容でもないのになにを構えてんだて思うから読む気は余計しない。

そんで、最近の読者はわたしが株で何もしていないって思っている人も多い。それとたまに出動してもすぐに引っ込むイメージがあるでしょう。まあ気持ちとしてはすぐに引っ込みたいんだけどそうはなかなかいかない。株価が目標まで上がるにはそれなりに時間がかかる。それで20年ほどの株式投資歴でいったいどれくらいの期間ポジション持っていたかと言うと13年か14年くらいじゃないかと思う。意外と長いと思われませんか? ポジション持っている期間が主なんです。それはなんの相続もないサラリーマンが54歳で会社をやめられんだから、ひょいひょいという訳はない。その間のポジションはそれなりに持っていてちょいと遊びでポチポチなんてのはやらない。やらないというか出来ない。やったこともない。もちろんやる気もしない。日銭について言えば、企業年金と家賃と利子でそれこそポチポチもせんで金は入ってくる。しばらくすると公的年金も立派に出る。わたしは別に株で儲けた金がなくても今くらいの暮らしは手に入れたと思う。ただ56年タイミングは遅れたかなって思うのとその間多少面倒だったかなって思うのと児童養護施設でのエキサイティングな思い出も残らなかったってこと。どこかの外資系を23年づつ渡り歩いて稼ぐってわたしなら出来る有力な方法をわたしはやらなかった。

わたしが手がけた株を順番に言うと、ボッシュ、デンソー、太平洋工業、三菱自動車、日信工業、トヨタの6社だけ。そのうちまあうまく行ったなと思うのはボッシュと太平洋工業とトヨタ、あとの三つは前の三つと比べるとあまり儲からなかっった。特にボッシュと太平洋工業とトヨタは長く持っていた。一番長いのがボッシュでこれはエントリーからエクジットまで8年くらいかな?後は34年で納得して売った。
三菱自動車は会社の資本関係で変化があったので2割くらい上がったとこくらいで手放した。結果から言うと正解であった。ベンツを追い出して日本だけでやろうとしたわけだけどそれであの隠蔽体質が直らなかった。間違えたのは日信工業で底値あたりで買ってそれで40%急騰したので一旦売ってしまった。その後買い直しをしようとしたけどそのまま上がって行ってしまった。そんで終わり。それでも買い直す手もあるんだろうけどそこは縁がないと思って諦めた。まあ間違えても40%は儲かったけどこれは資金量が少なかった。流通している株が少ないのでやりづらくてたくさん入れられなかった。私程度の資金量でも自分で自分の頭を叩くような取引になっちゃう。そのあたりはテクニックがなかったわけで止めてよかったんだろうなと今は思う。苦労してテクニックなんて見につけようとも思わない。わかりやすいのだけやれば良い。ということでみんな良かったなって今は思っている。

そんで投資判断の根拠なんだけど、これもさんざん書いてきたことだから読んでる人読んでると思うけど、この自動車部品業界は数年先まで見通しが効きやすい。理由は二つ。まず必ず技術開発を伴いそれは特許や学会で発表されていく。さらに工場だってすぐには建たない。これらの情報は簡単にはアクセスできないけどインサイダー情報ではない。英語の論文とか特許出願を原文で読むくらいの力があれば良い。ものすごい量だけど。ちなみ訳がでたり報道されるのはずっと後。

二つ目は法規制。これは日本よりもむしろアメリカとヨーロッパの動向がキーなんだけどこれも数年単位で法規制がなされてそれが順次発売される車に反映されていく。例えばエアバッグで子どもが死んでそれで幼児が乗っている時はエアバッグを止めると法規制とか、あるいはフォードの車がよく横転してタイヤの空気圧警報システムを法規制で入れるとか、そういうものはまずアメリカの交通省にあたることろから原案が出てそれで公聴会ともあってそれは閲覧は可能である。法規制が適用になるのは数年後でそのタイミングも明示される。もちろん訳がが出たり報道されるときは遅いけどだいたいそんなに大きく報道されないから、その報道だって業界のニュースを真面目に読んでないとわからない。燃費規制とか排ガス規制も同じようなステップを踏む。

わたしが上に書いたような情報を日本で最初に読むのは国交省か自動車業界の技術とか特許の専門家である。その後順次必要部署に配布されていくけ、その中に株式投資をしようなんて考えている人間はいなくて株価への影響なんて興味がないし見当もつかない。いくら証券会社で自動車業界の専門家だって言ってもまあ軽く23年は遅い。一般の投資家だと軽く数年遅れる。だからその間に買って数年くらい待っていれば良いということになる。ただインサイダー情報のような決算がどうのとか発明がどうのというような簡単な話ではない。その企業に対する総合的な投資判断が必要で誰でもできるということではない。

他に知らないといけない情報もたくさんある。例えばドイツの会社のボッシュは本社の意向が重要になる。そうするとボッシュが例えば中国で新工場を建設するとか、それは何を作るんだとか、そうすると日本はどうなるとか? こういうのは会社のレポートとか公開情報だけでなくて株主総会で直接聞いたりする。日本のボッシュの社長は当時ステファンストッカーと言って、経歴を調べるとエリートである。そのステファン君は日本に来て日本語がすごく上達して株主総会では日本語で株主の質問にも答えるようになる。最初の日本語より全然上手くなったのを覚えている。もともとベースはあったと思うが相当勉強したはずだ。当時はボッシュジャパンは前身がヂーゼル機器(ゼクセル)と日本ABSJKCでどれも頼りないから倒産するかもしれないと日本の投資家からは思われていて、それでボッシュが完全に子会社化して社長を送り込んだ。そんな倒産するような会社をあのボッシュが子会社化して、ドイツ本社のエリートが来てそんでそのエリートが必死に日本語を勉強するだろうか? わたしのちと込み入った株主総会での質問にステファン君が流暢な日本語でまともな応答をするのを聞いてわたしはますます確信を深めることになる。こういったことの繰り返しである。その後ステファン君はボッシュをTOBで完全子会社化して後、本国に帰任するが、その後転職してタカタの社長になる。だがしばらくして辞めてしまう。見切りをつけたんであろう。その後の消息は杳として知れない。(マックはあまり変換がよくない。「ようとしてしれない」が
変換できない。書いていてこういうものがけっこうある。)

その自動車業界もずいぶん変わった。今は当時と違いほとんどの規制も出尽くした感がある。燃費規制も排ガス規制も電気自動車に向かうから新技術も出て来ない。自動運転が肝だがこれは日本では大資本が
やっていて株価がどうのとならない。そして一番大きいのはわたしが2011年に業界を離れてもう専門家ではなくなったということだ。調べようとすれば調べられるかもしれないけどコストと時間に見合うとは思えない。そんでもう十分稼いだので止めようということであった。だからもう稼いだだけ稼いだからもう稼がないとか言うけど、もう稼げないというのもあるのである。ただわたしのことだから本当に稼ぎたいと思えばそれこそ他の業界でもなんとしてもなにかするから、それをやらないという意味で、もう稼がないというのは強ち嘘ではないからそう書いているだけである。それからその後のトヨタはわりと分かりやすかったが、あれはリーマンショックの暴落だけではない。ブレーキのスキャンダルも絡んでいた。だが、あんなもの三菱自動車でもないのにトヨタがそんな間抜けなインチキするわけはないってわたしはわかるから勝負できた。

そんな振り返りである。今後はよほどのことがないとやらないということにななるとは思う。そのよほどのことと言うのは、まあ蛇口を捻れば金が出てきそうな勢いの時ということで、そういうことは過去を振り返ると何度かあったが、さて今後はどうなんだろう? 一応金は用意してある。というかあるだけだが。


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Comments 2

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白猫次郎  

No title

おはようございます。
ドイツ銀行が持っている、フォルクスワーゲン向けの融資とCDS、および中国向け巨大融資がデフォルトして、あのリーマンショックの4倍の負債がデフォルトになれば、ハルトモさん得意のトヨタが2000円にまたなるかもしれません。去年の半値、10年前の1/10まで叩かれたドイツ銀行の株価にヘッジファンドたちは興味津々でBIGSHORTを賭けていますよ。さてどうなるかな?僕も少しだけショートしてます。ハルトモさんが10年ぶりにご登場するのを楽しみに、、、。

2018/11/10 (Sat) 11:04

ハルトモ  

No title

> 白猫次郎さん
待ち構えているとこないような気もしますが、、

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