不動産屋といろいろ打ち合わせをしているんだけど面白いことを言っていた。マンションを現金で買う人はたまにいるけどそれでもほとんど2000万円以下だそうである。それ以上の物件を現金で買う人間はまずいない。長年サラリーマンをやって小金を貯めてもそれで持っていても2000万がやっとということみたいだ。日本の一流と言われる企業でも退職金がその程度というのもあるしそれを全額ポンと出せるわけでもない。それ以上の金額をポンとキャッシュで払える人間は明らかに属性が違うとのことである。わたしは普通のサラリーマンでしたよと言ったら驚いていた。まあ普通かどうかは言葉の綾もあるんだけど。
さてその中古のマンションだけど購入する層は新築が買えない人たちだそうで、世帯年収的には500万から600万円なんだそうである。わたしがいる埼玉でも主要駅から近い新築物件は5000万は軽く超える。年収500万ではローンが通らないそうである。では5000万円の物件を買う人はどういう人かと言うと、世帯年収で700-800万以上なんだそうである。それなら5000万のローンが通るからということらしいが、日本のサラリーマンは本当にバカが多いと改めて感じる次第である。
借りられるだけ借りるのはバカとしか言いようがない。それで数十年借金漬け。住宅ローンは借金でも別格で悪いものだと思っていない人間が多いらしいが、金利を払う以上みんな同じだ。家の値段の倍も払わされる。おまけに新築は業者の利益がてんこ盛り。わたしに言わせれば年収1000万円くらいでも2000万円とかくらいの中古マンションを買ってそれで10年くらいで払い終えるのが真っ当な考えである。車は軽は怖いから普通車がいいがそれも中古で十分。大企業の部長でもカローラで精一杯かつ十分。
それで余裕ができたらもう一軒似たようなものを家のそばに買って貸したら良い。遠くにかっちゃだめよ。それから投資物件なんてのもだめよ。将来身内で使えるものを買うこと。なんでこんな簡単な計算ができないのだろう?
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