投資方針は要らない
2018年03月07日
さすがに証券会社の担当はわたしのことをわかってきているし担当が変わっても申し送りをするので聞かなくなっているけど、最初何度も聞かれたのがわたしの投資方針。方針というかニーズ。例えばローリスクローリターン、ミドルリスクミドルリターンとかハイリスクハイリターンとか、あるいは目標の運用利回りとか、こういうのを聞いてわたしのニーズに合うものを提案したいと営業担当者は言うのだけど、なんでそういうくくりをされなきゃいけないかって思う。
別にどれが好きとか嫌いとかないし、個別に判断するものだと思っている。もっとも基本的に証券会社が提案してくる商品でリターンがリスクを上回るものはないと思っている。せいぜいリスク=リターン、なぜなら売り込む側の手数料が乗るから。だからほとんど証券会社の勧めでなんか買うことはないのだけど、それでもたまに気が乗って個人向け国債とか米ドル債権とか豪ドル債権とか買ってきている。ローリスク。
リスクが低ければ低いほど証券会社の儲けはないという基本的な構造があるわけで、逆にリスクが高いとハイリターンと称して、かれらの儲けも増える。そう考えると彼らが誰の金で食っているか自ずと知れる。カスタマーハイリスクはそうだけどハイリターンてのは証券会社である。
不動産の売却をするにあたって不動産会社は三つ使うつもりだけど、みんな同じ質問をする。なるべく早く売りたいかあるいはなるべく高く売りたいか、どちらが優先されますか? この値段以下では困るという線はありますか? これも答えに困る。どうでもいいとは言わないけど、どっちが優先とかはない。流れ次第であろう。もう充分儲かっている物件だし、売るにしても利益が出るに決まっているからいくらで売れなきゃてもんではないし、借金もあるわけではないし、時間がかかって困るものでもない。売り出してみれば引き合いが来るんだろうからそこで個別に判断しようと思っている。
よくブログでもわたしの投資方針とか書いている人もいるけど、個人レベルでやっていることに方針なんているのかね? その方針に従わないといけないの? 別にそんなの気にしないで行けると思えばやればいいし、あかんと思えばやめたらいんじゃないのかしら? なんで自分に自分で縄をかけるようなことわざわざするんだろう?たぶんなんか方針があった方が安心するんじゃないかな? もちろん偽物の安心だとわたしは思うけど。証券会社とか銀行の営業にまず方針を立てましょうなんて言われて大きくうなづいているようではまずあかんと思うけどね。
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